- 8 / 16 ページ
第五部「旅立ち編」
ロケット団は完全消滅。
ノワール達(シード組の面々)もお縄につくことになりましたが、ロケット団に所属していたものの犯罪行為自体はほとんど行っておらず、また洗脳電波騒動の解決に協力したことから執行猶予つきで釈放されます。
情状酌量というやつですね。
そんなノワールの元を、五人のトレーナーが訪ねてきます。
ノワールの手持ちポケモン――ニャース、マタドガス、アーボック、ウツボット、ベロリンガの本来のトレーナーたちです。
カントー編で述べたように、ノワールのポケモンたちはロケット団が奪ってきたものです。
しかし本来のトレーナーたちも決していい人間ではなく、ニャース、マタドガス、アーボック、ウツボット、ベロリンガは辛い日々を強いられていました。
そこをロケット団に連れ去られ、ノワールの手持ちとなったことで救われた……そういう側面もあるにはあるのですが……やはり本来のトレーナーが育てるのが筋だということで、ノワールはポケモン達を元の持ち主に返すことにします。
ちなみに本来のトレーナーたちに関しては、みんな改心しているという設定です。それがどの程度信用できるものなのかという問題はありますが、本作ではこれ以上の説明をするつもりはありません。
ですが、その前に決着をつけたいという男が一人……ノワールの前に現れます。
トキワシティのジムリーダーに新しく就任したグリーンです。
まったく言及してきませんでしたが、カントー編の本編では所々で登場しており、ノワールと二度闘ってどちらも負けています。
そのリベンジを果たすべく、グリーンはノワールがポケモンを返してしまう前に挑戦状をたたきつけにやってきたわけです。
本来の持ち主たちも、自分のポケモンがノワールの元でどんな風に育ったのか確かめるいい機会だと判断し、許可を出します。
グリーンとのバトルは熾烈を極め、最後の一匹……フシギバナとベロリンガの一騎打ちへ。
このグリーンはカロス地方への留学を終えており、そのためメガシンカを使うことができます。
メガシンカを果たしたメガフシギバナに対して、ノワールは「しんかのきせき」で耐久力を上げたベロリンガで応戦。
新しい力で強くなったグリーンと、今のまま強くあろうとするノワールの対比構造。対比だいすきですね。
最終的にはグリーンの勝利に終わり、ノワールは自分もまた過去ではなく未来に生きなくてはならないと気持ちを新たにします。
この戦いは本来の持ち主達の心にも響いたことでしょう。
ニャース、マタドガス、アーボック、ウツボット、ベロリンガとの別れのシーンでは、「俺はお前たちの本当のトレーナーになることはできなかったが、本当の仲間にはなることができたと思っている……また会おう! ベストイッシュ!」といって去ります。
ポケモン世界においては、どうしてもポケモンと人間の関係は「ポケモンとトレーナー」という括りになってしまいがちです。
しかし「トレーナーじゃなければポケモンと触れ合っちゃいけないのか?」というとそうではないと思うんですよね。
そこに対して一石投じてみたかった……というシーンです。
この後、ノワールは罪を償い、自分の過去と向き合うためにハンサムと共にイッシュ地方へと渡ることになります。
旅立ち編は以上になります。
次ページからは、いよいよ完結編について解説をしていきましょう。
ノワール達(シード組の面々)もお縄につくことになりましたが、ロケット団に所属していたものの犯罪行為自体はほとんど行っておらず、また洗脳電波騒動の解決に協力したことから執行猶予つきで釈放されます。
情状酌量というやつですね。
そんなノワールの元を、五人のトレーナーが訪ねてきます。
ノワールの手持ちポケモン――ニャース、マタドガス、アーボック、ウツボット、ベロリンガの本来のトレーナーたちです。
カントー編で述べたように、ノワールのポケモンたちはロケット団が奪ってきたものです。
しかし本来のトレーナーたちも決していい人間ではなく、ニャース、マタドガス、アーボック、ウツボット、ベロリンガは辛い日々を強いられていました。
そこをロケット団に連れ去られ、ノワールの手持ちとなったことで救われた……そういう側面もあるにはあるのですが……やはり本来のトレーナーが育てるのが筋だということで、ノワールはポケモン達を元の持ち主に返すことにします。
ちなみに本来のトレーナーたちに関しては、みんな改心しているという設定です。それがどの程度信用できるものなのかという問題はありますが、本作ではこれ以上の説明をするつもりはありません。
ですが、その前に決着をつけたいという男が一人……ノワールの前に現れます。
トキワシティのジムリーダーに新しく就任したグリーンです。
まったく言及してきませんでしたが、カントー編の本編では所々で登場しており、ノワールと二度闘ってどちらも負けています。
そのリベンジを果たすべく、グリーンはノワールがポケモンを返してしまう前に挑戦状をたたきつけにやってきたわけです。
本来の持ち主たちも、自分のポケモンがノワールの元でどんな風に育ったのか確かめるいい機会だと判断し、許可を出します。
グリーンとのバトルは熾烈を極め、最後の一匹……フシギバナとベロリンガの一騎打ちへ。
このグリーンはカロス地方への留学を終えており、そのためメガシンカを使うことができます。
メガシンカを果たしたメガフシギバナに対して、ノワールは「しんかのきせき」で耐久力を上げたベロリンガで応戦。
新しい力で強くなったグリーンと、今のまま強くあろうとするノワールの対比構造。対比だいすきですね。
最終的にはグリーンの勝利に終わり、ノワールは自分もまた過去ではなく未来に生きなくてはならないと気持ちを新たにします。
この戦いは本来の持ち主達の心にも響いたことでしょう。
ニャース、マタドガス、アーボック、ウツボット、ベロリンガとの別れのシーンでは、「俺はお前たちの本当のトレーナーになることはできなかったが、本当の仲間にはなることができたと思っている……また会おう! ベストイッシュ!」といって去ります。
ポケモン世界においては、どうしてもポケモンと人間の関係は「ポケモンとトレーナー」という括りになってしまいがちです。
しかし「トレーナーじゃなければポケモンと触れ合っちゃいけないのか?」というとそうではないと思うんですよね。
そこに対して一石投じてみたかった……というシーンです。
この後、ノワールは罪を償い、自分の過去と向き合うためにハンサムと共にイッシュ地方へと渡ることになります。
旅立ち編は以上になります。
次ページからは、いよいよ完結編について解説をしていきましょう。
更新日:2021-11-12 18:22:27