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 ――そして現在。


 順調に規模を大きくしてきたプラズマ団と、ハンサムとノワールのバディは接触していきます。

 その道中でノワールはゾロアークと再会。

 ゲーム的には、ライモンシティ横の森のキャンピングカーで暮らしいる無口な女性がいますよね。あの人のことです。

 ゾロアークは特性「イリュージョン」で他のポケモンに姿を変えることができるので、その応用で人間にも化けられます。

 ノワールはゾロアークの想いを踏みにじってモンスターボールに閉じ込めてしまったことと、今まで会いに来なかったことなど諸々を謝ります。

 するとゾロアークはスケッチブックを取り出し、文字でノワールに対する返事を書き出していきます。

 ゾロアークは人間に化けて生活するうちに、筆談ができるようになっていました。

 もう一度、ノワールとちゃんと話すために……ゾロアークは文字を覚える努力をしていたのです。

 そうして改めてノワールはゾロアークをゲットすることになるのですが……トラウマが消えたわけではないので、モンスターボールを持つ手が震えてしまいます。

 そんなノワールを気遣って、ゾロアークは自らモンスターボールの開閉スイッチを押し、ノワールのポケモンとなるのでした。

 ここではゾロアークというポケモン側主体のアプローチで事が進んでいきます。

 【旅立ち編】でも書いたように、「ポケモンとトレーナー」という関係に一石を投じたいという想いがあったのでこういう展開にしてみました。

 どうしてもゲームだとトレーナーの方から一方的にポケモンをゲットしていく形になるので、ポケモンの方からも歩み寄れるんだということをね。示したかったんですよね。

 同時にこれがプラズマ団の掲げる「トレーナーはポケモンを手放すべき」という思想に対する答えの一つにもなっています。

 「ポケモンだってちゃんと考えてトレーナーを選べるんやで!」ということです。

更新日:2021-11-12 18:24:18

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