官能小説

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 立ち上がったとき、椅子の上に体育座りをしているサキの股間が紅く割れて見えた。怪我だと錯覚してどきりとした。
「ちょっと、そこ、見ていいか? 赤いけど、痛かったりする?」
「顔、あんまり近づけるのはやめたほうがいいよ。」
「今さら何を」
「何する気? ばか、汚い! うっ!」
 サキは、男が舐めるということを信じられないようだった。恥ずかしがって嫌がる様子が新鮮だった僕は、熱心に舌を這わせ、小さな穴にも入れてやった。尻の穴にも丁寧に差し込んだ。
 白い肌が赤く上気し、サキは手で顔を覆いながらたちまちエクスタシーに浸り切った。
 そのあと飲んだコーヒーはおいしかった。間違いなくオーガニックだ。
 いつの間にか、窓から覗く空が茜色に変わっている。
「僕、そろそろ帰るよ。」
 僕の言葉にサキは黙って、膨れたような表情をした。だが、間を置いて
「・・・今度いつ会える?」
「あしたは?」
「ほんと?」
 裸のまま、コートだけ羽織り、サキはエレベーターまで僕についてきて見送った。
「期待しないで待ってる。」
「言っとくけど、僕、彼女いるからな。地蔵クラブの。」
「後のほうはともかく、彼女とか関係ないじゃん。平気だよ。」
「あっちが気にする。」
「それはあっちの問題。」
「よく分かんないけど。」
 こうして僕たちはその日、別れた。

更新日:2021-08-07 14:48:32

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