官能小説

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「あたし、二十回はイクまでやめない。もうじき生理になるんだと思う。ああ、興奮が収まらない。おっぱいも固くなって痛い。」
 確かに、興奮の度合いは極端らしく、少し舌を当てただけで、青野はエクスタシーに達したらしかった。
「気持ち良くて死にそう!」
 女のおならを僕は生まれて初めて間近に見た。
「あんたも、せ、精子、早く出して! 欲しい!」
 昨日あんなに出しておいて、今さら出るわけがない。青野はかぶり付いて欲しがったが、開ききった性器と言い、紅く汗ばむ体と言い、尋常でない雰囲気だった。
「なんで出してくれないのお?」
「いや、実は昨日、フェオソフィエワさんに出し尽くしちゃったんだ。」
「何よう! 浮気者。別れてやる! 別れる前に犯す。」
 青野の様子がおかしかった。体位を変えた青野は挿入したが、頬は真っ赤に、目は血走り、
「うんうんうんうん!」
ついに狂ったように腰を動かし始めた。女のにおいのする汗がぽたぽた落ちて止まらない。
 僕は熱が辛くてセックスどころではないのである。刺激で勃起はしても、青野の濃すぎる体臭が今日ばかりは不快だった。
「あ、あう!」
 やがて青野は蛙のような格好のまま、抜く暇もなく僕の上でばたりと気を失った。
 そこでふと、立ち上るように昨日の記憶が蘇った。
「オミヤゲニ オンナノコノ スキナ クスリヲ ツケテアゲマス。ニオイダケデモ キキマス。カノジョト タノシンデ。」
 フェオソフィエワさんは僕の下腹一面に、袋の裏まで、塗り薬を付けてくれたのだ。女子にだけ効く強力な興奮剤だったのだろう。
 僕に熱が無かったら、まさに悪魔のような乱れた交わりになっていたかも知れない。フェオソフィエワさんの悪戯は功を奏しなかった訳だが、結局、青野ではフェオソフィエワさんに全然敵わないということがよく分かった。
 三十分後、目覚めた青野は、やっぱりあんたのこと大好きと呟き、そそくさと服を着たものの、汚いパンツは僕の部屋に置き忘れて、ふらふら家に帰っていった。
 買った十字架をキリストに見立て、その前にケーキを置いた僕は
「お誕生日おめでとうございます。僕も復活させてください。」
 そんなことを言った。
 けれど、僕の熱はそれから年の瀬まで下がることがなかった。
 年明けは、ずっと親戚にいたから、青野とも会わずに冬休みは終わった。

更新日:2021-07-29 08:16:22

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