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「あんた達、やめなさいよ!」
青野だった。
「五組の奴だ。やべえ。」
「ガイジンかよ。」
「あいつ怖いもの知らずっていうか、何するか分かんねえバカだからな。」
青野はつかつかと寄ってきた。僕は大股を開かせられて三人組と青野の前にいた。
「辻を離してあたしにやんな。」
青野は仁王立ちである。普段より背が高く見えた。
「来やがった。」
「女でもぶん殴るぞ。一人一発な。」
「いいよ。その代わり、もう辻には何にもしないでくれる?」
僕は恥ずかしさで頭が真っ白になっていた。喋っているあいだも、僕の裸の股間は青野に見せつけられている。
体格は奴らと青野とにさほど違いがない。体力は陸上部の青野のほうが当然あるだろう。
「うっ!」
一人が僕の股間を拳で叩き、奴らは僕から手を離した。僕は股間を押さえて床に転がった。
「顔、殴ったら後でやばいんじゃねえの?」
「また五組の先生に怒られるぜ。」
青野に対し、なかなか奴らは取りかかれずにいた。
「お前、こいつみたいに、自分で裸になって見せろ!」
一人が言ったその声は震えていた。
「いいよ。」
青野は迷うことなく下を脱いでしまった。股の間を指差して青野は
「ここ、殴れば?」
やはり震えた声で、そう言った。
一人がおずおずと手を伸ばした。僕からは見えなかったが、二人ともしばらく同じ姿勢でいた。青野は、少し上を向いて目を瞑っていた。
二人目、三人目も同じようにした。
「殴らないの?」
青野が聞いたが、奴らは
「うるせえ! 行くぞ!」
走って、ほとんど逃げていった。
まだ股間を押さえて寝たままの僕に青野は近寄り、すぐ側にしゃがんだ。上履きのゴムのにおいに、青野の体のにおいが混ざってはっきり分かった。
「大丈夫?」
青野は僕の股から手をどけさせた。
「・・・触っていい? まだ痛いの? さすってあげる。こっち?」
青野の指が、痛むところに優しく触れた。
「丸い物がある。恐い。あたし、男の子の、初めて見た。すごく恥ずかしい。こっちも?」
青野は腰を僕の顔にまた寄せた。わざと見せつけているようだった。冷たい指に持ち上げられた感覚があった。
「硬くなってきた。なんか、変な気持ち。」
満遍なくさすっていた青野の冷たい指が、先端で力を込めたとき、天に昇るような喜びが僕の頭に沸き返った。
「あ!」
「えっ?!」
柔らかな青野の白い手のひら一面に、堪らず僕は射精していた。それは止まらなくて
「辻、あんた、これ! ほ、保健室行く?」
目の前にある青野のそこが、口のように紅く開いて濡れていた。僕は、青野の腰を引き寄せて、気持ちの良さと女のにおいとに我を忘れた。
青野だった。
「五組の奴だ。やべえ。」
「ガイジンかよ。」
「あいつ怖いもの知らずっていうか、何するか分かんねえバカだからな。」
青野はつかつかと寄ってきた。僕は大股を開かせられて三人組と青野の前にいた。
「辻を離してあたしにやんな。」
青野は仁王立ちである。普段より背が高く見えた。
「来やがった。」
「女でもぶん殴るぞ。一人一発な。」
「いいよ。その代わり、もう辻には何にもしないでくれる?」
僕は恥ずかしさで頭が真っ白になっていた。喋っているあいだも、僕の裸の股間は青野に見せつけられている。
体格は奴らと青野とにさほど違いがない。体力は陸上部の青野のほうが当然あるだろう。
「うっ!」
一人が僕の股間を拳で叩き、奴らは僕から手を離した。僕は股間を押さえて床に転がった。
「顔、殴ったら後でやばいんじゃねえの?」
「また五組の先生に怒られるぜ。」
青野に対し、なかなか奴らは取りかかれずにいた。
「お前、こいつみたいに、自分で裸になって見せろ!」
一人が言ったその声は震えていた。
「いいよ。」
青野は迷うことなく下を脱いでしまった。股の間を指差して青野は
「ここ、殴れば?」
やはり震えた声で、そう言った。
一人がおずおずと手を伸ばした。僕からは見えなかったが、二人ともしばらく同じ姿勢でいた。青野は、少し上を向いて目を瞑っていた。
二人目、三人目も同じようにした。
「殴らないの?」
青野が聞いたが、奴らは
「うるせえ! 行くぞ!」
走って、ほとんど逃げていった。
まだ股間を押さえて寝たままの僕に青野は近寄り、すぐ側にしゃがんだ。上履きのゴムのにおいに、青野の体のにおいが混ざってはっきり分かった。
「大丈夫?」
青野は僕の股から手をどけさせた。
「・・・触っていい? まだ痛いの? さすってあげる。こっち?」
青野の指が、痛むところに優しく触れた。
「丸い物がある。恐い。あたし、男の子の、初めて見た。すごく恥ずかしい。こっちも?」
青野は腰を僕の顔にまた寄せた。わざと見せつけているようだった。冷たい指に持ち上げられた感覚があった。
「硬くなってきた。なんか、変な気持ち。」
満遍なくさすっていた青野の冷たい指が、先端で力を込めたとき、天に昇るような喜びが僕の頭に沸き返った。
「あ!」
「えっ?!」
柔らかな青野の白い手のひら一面に、堪らず僕は射精していた。それは止まらなくて
「辻、あんた、これ! ほ、保健室行く?」
目の前にある青野のそこが、口のように紅く開いて濡れていた。僕は、青野の腰を引き寄せて、気持ちの良さと女のにおいとに我を忘れた。
更新日:2021-05-29 19:40:01