官能小説

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「とにかく、何とかして! 保健室行って!」
 隣の女子はまだ怒っていた。
 アーシュラは、無表情のまま立ち上がると、仕方なく保健室へ向かった。
 途中の廊下で浩を見つけた。
「あんたはどう思った?」
 浩はまだ赤い顔のまま
「女のにおいなんじゃねえの? 俺は別に嫌じゃなかったよ。」
「勃起したって、本当? ありがと。」
「はあ?」
「女臭かったから? それともおっぱい触ったから?」
「知るかよ、そんなの。とにかく、においはするよ。それ嗅いで、お前の周りの男子が、みんなちんこ立てたらどうすんの?」
「それって、人気があるってことでしょ? そうなってほしい。」
 浩は笑って
「変な奴だな、お前。」
「あんた、いいこと言ってくれたから、お誕生日におっぱい触り券、あげる。」
「何だよ、それ。」
 浩は、要らないとは言わなかった。
 保健室でアーシュラは、制汗剤のスプレーを掛けてもらったが、保健婦の教員曰く、外国人にはよくあることなのだそうだ。初めてアーシュラは、自分が周りと違うことを意識させられた。

更新日:2021-03-25 12:33:10

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