官能小説

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若い彼氏と

 豊作の母、豊子は先日、誕生日を迎え、五十になっていた。
 もはや子供のできない体になっていた豊子は、結婚に何かを期待することがなくなっていた。尤も、アーシュラが生まれてから豊子は相手を二度替えているが、どちらも夫にはしていない。
 今の相手はアルバイト先で知り合った。豊作より若い二十代の青年だった。両親は朝鮮籍だという。
 豊子は青年のアパートで、朝から肌を重ねていた。
「体の線も崩れてきてて、何だか申し訳ないわ。」
「いえ、綺麗です。それに、俺、マザコンですから。豊子さんといると落ち着きます。」
 青年は、脂肪のない筋肉質の体を精一杯、豊子の上で動かした。左胸には大きくタトゥーが彫られている。男の鎖骨辺りの光沢ある肌をうっとり眺めながら、豊子は、自分は若さに憧れて、それを手元に置いておきたいのだろうかと考えた。
 娘の頃の感覚に浸ろうとするものの、乳房に吸い付く青年の顔を見れば、幼い豊作を思い出す。子宮が締まり上がれば、出産の時が脳裏に蘇る。この倒錯した気分に、豊子はまた悦楽を感じるのだった。
「ソジュンさん、もっと辱めて!」
「こうですか?」
 豊子の両脚を肩まで持ち上げた青年は、激しく腰を前後させながら言った。長くて硬い陰茎が、男らしさを豊子の子宮に叩き付けてくる。その力強さに豊子は酔った。
「ああ、あたし・・・」
 青年の汗の滴が豊子の胸を濡らしていく。青年は声を荒げて
「すいません、もう我慢できない!」
 青年の顔が苦悶の表情を浮かべ、高く背を反らせると同時に、腰の動きは止まった。
 四度目の射精を終えた青年は、豊子の胸に、力の抜けた若い体を横たえた。

更新日:2021-03-21 17:21:11

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