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お友達ができた

◆5/25(水)

きょうは、きのうやおとといよりおそくおきた。

そして、もう1回「モーツァルトの家」へ出かけた。

この時には、もう1人、男の子が、くわわっていた。

名前はP、ピアノの子だった。

この子は私と同じ年だが、まだ4年生だった。

そして、かわいそうに、大事なトランクが、

ボローニャにこず、ミラノまでいってしまったので、

とてもきんちょうしていた。

おなかがまるっこい、かわいい子だった。

先にきていた私達は、みんなバイオリンだったから、

ピアノはめずらしかった。

うでをやわらかくして、きれいな音でひいていた。

それからA、M、私のじゅんにひいた。

私は、Mに関心をもった。

彼女はとても理ろん的に、構成をくみたてて、

完ぺきなテクニックでひいていた。

一方私は、テクニックや構成の点では、

Mにまけるが、音楽的な面では

いろいろくふうした。

だが、平きん的に見えれば、

Mの方がじょうずである。

しかし、Mは十二さい、私は十さい、

なんといっても、おねえさんだ。

まけるのがおしいわけではない。

でも、Mと、お友だちになりたかった。

だが、相手も、英語が少ししかしゃべれないから、

きょうの所はしたしくなれなかった。

でも、はじめてあった日の、

キスのことを思い出すと、

友達になれそうに思えた。

きょうも、わりとよくひけたから、

みんなに気にいってもらえただろうか。

更新日:2021-03-21 09:22:52

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