きょうは、行きも、帰りも、

バスでいったが、じっさいには、

帰りは歩いて帰りたかった。

なぜなら、きのう、帰り道に、

よさそうなお人形の店を見つけたのに、

その時、そこはしまっていた。

だからそれを見にいきたくて、

やもたてもたまらなかったがいそがしくて、

行った時には8時になってしまっていて、

もう、その店もしまってしまっていた。

だからきょうは昼に

1時にならない内に、見にいきたかったのである。

だが、バスで帰らなければならないなら、

しょうがなかった。

きょうもまた、Ｎというふえの子と、

Ｇというピアノの子がきていて、

お友達になったから、帰り道、バスでも、

けっこうたのしくいけた。

おへやにもどるとすぐ、でんわがかかってきて、

インタビューにおりていかなければならなかった。

ところがその時、毎日バイオリンのれんしゅうだけで、

ほかのことをしないように言ってしまったため、

とてもはずかしくなり、いっそう心をこめて

れん習をしはじめた。

何時間かした時、また電話がかかってきた。

どうやら、今までこなかったつうやくさんが来たらしい。

そこでロビーにいってみると、

彼女が2時間しかいられないことがわかった。

だから、その間に、

お人形を買いにいくことにした。

だが、遠くからみてみるとかわいいが、

ちかくで見ると、なんだか、気に入らなくて、

そのまま帰ってしまった。

けっきょく、どんなしゅうかくもなかった。