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小説

携帯でもPCでも書ける!

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 1月23日午前10時21分22秒……
 場所は地球のホンコンシティ。100階建てのビル。其の5階第3会議室。齢95の老人が金と銀を織り交ぜた椅子に凭れながら目の前にて足組しながらソファに腰掛ける20台中盤手前のチャイナドレス美女に向かって話をする。

「勝手な事をするのではない、デイリィ。幾らわしの娘だからって特別扱い出来るのにも限度が在るのじゃ」

「勝手なのは其方でしょ、会長殿。今は愛人の事の会話じゃなく社員同士の会話に終始してくれまし?」

「七光りだと忘れて一人前みたいな事を口にするのではない。貴様はわしの七光りじゃ。七光りが独立独歩な態度で振舞うでない」

「だから甥上は何時迄も御爺ちゃんっ子なのですよ、えっと……あ、失礼遊ばし?」

「話を戻す」五重塔のように見える葉巻を口に咥えて仮面のような形をした赤いライターで火を点しながら話の腰を戻す会長と思われる老人。「3部隊を勝手に動かしたな?」

「ええ、『ガンダム』はCNEMが所有するべきなのですわ」

「フウウ」煙が漏れる程、吸い込みながら会長という老人は話を続ける。「『ガルマの英雄』と何処にも立場がない『歴戦の勇士』をぶつけて迄連邦軍を負かしたいのか?」

「後1つを忘れてますわ、会長殿。『ニュータイプ小隊』の存在を……」「其れならば総統『オルグ』が手を回した後じゃ」と思い通りに往かない事を伝える。

「……小出しにさせるの? 歴代の愚将が招いた愚策じゃないの。あの男は阿呆ですか!」

「待て、奴は冷酷な独裁者じゃが馬鹿でも阿呆でもない。何か考えが在っての事じゃ」

「2部隊だけで奪取任務を果たすのは無理が在るわ。其の為の3本柱なのに」

「そんなに不安か、『連邦の宇宙カジキ』の腕前が?」

「あの男の拘りは『ガルマの英雄』を凌駕しませんわ。まあ良い、『コートニー・グラハム』大尉の腕を見れば御父様の老害も収まると思いますわ」

「舐めるなよ、わしの老害を!」

更新日:2021-02-23 17:29:14

(非公式同人)機動戦役ガンダムF