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小説

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case1 「虚飾に濡れた断罪者」

罪が呼んでる
飽きもせず、又ボクの腕を血に染めさせて・・
誰かの断末魔が、いつもボクの傍で笑いかけるんだ
ボクに仮初めの職を与え、他者を断罪する虚構に彩られた世界を、
死神が傍で笑い飛ばしている
ボクは何者なのか・・自分自身が、それを自覚する事もできぬまま

黒の断罪者・・
いつしかそう呼び名がついて・・
ボクはいつの頃か、罪をただ断罪する人形に成り果てていた
そう、あの日から・・
ボクの最愛の人に罪を着せ・・彼女の命をこの手で断罪した「あの日」から
ボクの目は、灰色の世界だけ、移すようになっていたんだ
自分を殺すことでしか生きていけない虚飾に塗れた時代にただ自分は流されて
光を失いかけていった自分に、罪を裁き続ける使命に光をくれた

それが、ボク、シャルルアンリサンソンが仕える、フランス国王ルイ16世 

別名 優柔不断な虚飾の王

更新日:2021-02-13 02:38:16

偽救世主の断罪者~イミテーション・メサイア