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「よぅし、みんな行き届いたな。次は……黄金戦士!」
「御意!」
 そういうと、黄金戦士は後ろに置かれていた大きな樽を担いで、みんなの近くに置いた。
「我が一族代々に伝わる秘伝のビールです! おっと、未成年の方のためにゴールドパインジュースも用意してるでござる!」
「じゃあ、あたしがやるね~!」
 びなこさんが大きなジョッキにビールやパインジュースを注いでいく。
「では、僭越ながらこの牧川が皆さんにビールを提供します」
「あ、じゃあ私はジュース! 配ります!」
 牧さんとちーちゃんがみんなに飲み物を配っていった。隣にいたあやかは最初ビールを希望していたけど、以前、お酒に酔って私もあやかも大変なことになったので、今回はパインジュースで我慢した。本当はビール一気飲みしたいけど……。
「みんな~注目してくれ!」
 食べ物や飲み物が全員に行き渡ったのを確認すると、ノブさんが椅子の上に乗った。
「光の氾濫が100年前に起きてから、未だに罪喰いの被害は絶えない。今はみんな無事だけど、いつ、誰が犠牲になるかわからない。不安が募ることもあるだろう。けど、PDやナモの指導のおかげもあって、みんなは大きく成長している。俺の配信やダイオーさんの広報活動のおかげで、新しい仲間も増えている。希望をもって、この空に夜を取り戻すために頑張っていこう!」
 そう言いながら、ノブさんは私やあやかのほうに笑顔を向けてくれた。手にしたビールのジョッキを上に掲げる。
「今日は日頃のみんなの頑張りを労って、飲んで、食べよう! 乾杯!」
「かんぱぁ~~い!」
 ノブさんと同じようにみんなもジョッキを掲げて乾杯した。
 

更新日:2021-02-03 19:33:18

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