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アルデバランと流星菓子

  道中の食糧は、金のコウモリの魔女

  『ソワンボワーズ』が用意し、

  仲間たちで分け合って食べた。

  魔女『ソワンボワーズ』は、令和1年11月11日より、

  星々の王『アルデバラン』の庇護のもとにあった。

  星の輝く夜、魔女が『アルデバラン』に手を差し伸べ、

  『魔性の踊り』を舞うと、

  『アルデバラン』は魔女のもとに流星を遣わして、輝く星屑を、

  あふれんばかりに振りまいた。

  魔女は、星屑を両手ですくいとり、

  それをこねて『流星菓子』を作った。

  この菓子を一口かじるだけで、一週間もの間、

  なにも口にしなくてよかった。

  また、この菓子の霊力により、

  魔女は事実上の『不老不死』であった。

  少なくとも『アルデバラン』が、

  長きその寿命をまっとうし終えるまでは、

  魔女の『永遠の若さ』と『美』は、失われることがなかった。

更新日:2020-12-09 18:46:40

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