- 4 / 22 ページ
二話
ここでは、いや、この世界では、恋愛というもの
を禁止している。なぜかって?それはお偉いさん
がたに聞いてくれ。俺にはわからんよ。
お偉いさんがたが都市の中心部にペンタクルをえ
がいて、そこにバカでかい建物をたっててから、
30年になる。それまでになにかあったらしが、
俺は知らない、世間のことなんて知らない。勉強
は嫌いだ。ただ、歴史の勉強でならった少しの
知識を知っているだけだ。たぶん、逃げて来た女
はあのバカでかいペンタクルの建物から逃げてき
たんだろうな。いったいお偉いさん方は、バカで
かい建物のなかで何をやっているのか。あ!
思い出した。あの女の子は確か夢で見たんだった。
俺は窓の向こうのバカでかい建物をみた。あの女
の子はきっと何かを知っているんだろうか。俺の
知らないことをたくさん。ん?
「探したわよ」と窓から入ってくる今日見た女の
子。俺はびっくりした。「君また逃げて来たの!?」
うん。とうなずく女の子。「あ。通報はやめて!」
と俺の口を手で覆った。「わかったよ。」と言って
俺は手をはらった。でも「君はなんで、俺のところ
ばかりくるんだよ?」「だって私あなたの味方よ」
と言う女の子。「はあ?」俺はなに言ってんだ、
コイツと思った。
ここでは、いや、この世界では、恋愛というもの
を禁止している。なぜかって?それはお偉いさん
がたに聞いてくれ。俺にはわからんよ。
お偉いさんがたが都市の中心部にペンタクルをえ
がいて、そこにバカでかい建物をたっててから、
30年になる。それまでになにかあったらしが、
俺は知らない、世間のことなんて知らない。勉強
は嫌いだ。ただ、歴史の勉強でならった少しの
知識を知っているだけだ。たぶん、逃げて来た女
はあのバカでかいペンタクルの建物から逃げてき
たんだろうな。いったいお偉いさん方は、バカで
かい建物のなかで何をやっているのか。あ!
思い出した。あの女の子は確か夢で見たんだった。
俺は窓の向こうのバカでかい建物をみた。あの女
の子はきっと何かを知っているんだろうか。俺の
知らないことをたくさん。ん?
「探したわよ」と窓から入ってくる今日見た女の
子。俺はびっくりした。「君また逃げて来たの!?」
うん。とうなずく女の子。「あ。通報はやめて!」
と俺の口を手で覆った。「わかったよ。」と言って
俺は手をはらった。でも「君はなんで、俺のところ
ばかりくるんだよ?」「だって私あなたの味方よ」
と言う女の子。「はあ?」俺はなに言ってんだ、
コイツと思った。
更新日:2020-10-10 22:53:21