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九話





なんだなんだ。俺の頭の中に俺の知らない記憶が
入ってくる。「おい。しっかりしろよ!」

「私はもうだめ。秘密を隠し過ぎた。から。
あなたに…この世界を……救って欲しい……
私の記憶が…あなたを導いてくれるわ…あとは、
頼んだわ…ユウヒ。」

「なんで男性しかいない世の中なんだ!?」
「なんで俺は卵から産まれて来た!?」
「どーなんてるんだ?この世界は!?」
「授業で習ったことは全部うそなのか!?」
「おい、起きろよ!死ぬんじゃない!!」
★1
俺は警察官の胸ぐらをつかんで
「なぜ、殺した?」と言った。
「この女は上からの命令で射殺せよという指令を
受けた。」

★1(俺にはまったくわからない。
なんで目の前で大事な人が死んでしまうんだろう。
これじゃ助けた意味がないじゃないか。
やっと思い出したのに…これじゃあんまりだよ。)














更新日:2020-10-15 19:43:51

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