官能小説

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情報交換

「あれからどうなった?」
 玄関でカラスにそう聞かれた。
「パンツがすぐ汚くなるのと、中の方が臭くなりやすいの以外は、女子の方がいい。」
「何の話だ。あの女のことだよ。」
「ああ。この頃は大人しいよ。僕より弱くなったみたい。昨日なんか、間違えて、箒の柄を持ち上げたときに、あいつの股を後ろから打ち上げちゃってさ、泣いちゃったんだ。僕は先生に怒られたけど。」
「ほかの女は?」
「遠巻きに見てた。普通の女子も股を打ったら痛いのかな。」
「さあね。万事うまく行ってるようだな。」
「元に戻ったりしたら倍返しされそうで恐い。」
「戻りたいか?」
「どうだろう。いま困ってないし。」
「まあ、戻りたくなったら言いな。神様に伝えるから。あんパンあるかい?」
「うん。チョコもあるよ。」
 学校は、やり過ごす場所、友達付き合いはこのカラスと、僕の心と生活は次第に落ち着いてきていた。

更新日:2020-10-04 08:06:30

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