官能小説

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責め返し

 翌日も、くるみは暗い顔をして登校してきた。恨めしそうに僕にときどき視線を投げかけては、すぐに逸らす。恐ろしかった。
 休み時間、くるみはまた僕のところにやってきた。
「すぐ話がしたいから、女子トイレに来い!」
 手を引かれて僕は引きずられるように付いて行った。
 個室にくるみは僕と入ると、すぐ鍵をかけ
「これ、どうしたらいい?」
 パンツを下ろしてくるみが見せたのは、上を向いて立つちんこだった。なぜそうなるのかは知らなかったが、時々そうなることは僕にもあった。疲れて、体がむくんだ感じになったときや、朝、目が覚めたときにそうなるのを思い出した。
「本物?」
 僕が掴んで下に曲げようとしてみたら、くるみは
「あっ! いや! 何する? 折れちゃう! いたっ!」
 目を丸くしたくるみは怯え切って見えた。僕は、先の皮に手を掛けた。
「無理! ちぎれる! やめて! 折れる! 助けて、許して!」
 女子トイレの中に、くるみの悲鳴が響き渡った。
「声、出すなよ!」
 恐くなった僕は、くるみの玉袋を膝で思い切り蹴った。
「ぎゅっ!」
 その場にくるみは座り込んでしまった。
「出ちゃった。痛い。ひどいよ・・・」
 精子のにおいが女子トイレにたちまち広がった。
 めそめそと泣き出したくるみを置いて、僕はトイレから飛び出した。ほかの女子たちが、訝しげな顔で僕らを見つめていた。

 僕は風呂場で、溝にシャワーを当てることを発明した。実に簡単に気持ち良くなることができた。長くやるとおしっこを漏らしてしまうが、お蔭で、どこから出るのか、鏡に映してみることができた。
 恐ろしさもあったけれど、子供を産む穴の中を知りたくて、指を入れてみた。最初は痛かった。ところが、それもシャワーを当てながらしていたら、特別な気持ちよさへと変わっていった。腹の中に指が入っている感覚は、不思議だった。
「女の体って、すごいな。」
 僕は、だんだん女子が羨ましくなっていくとともに、男の股間だった頃を忘れていった。

更新日:2020-10-04 08:04:03

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