官能小説

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2話




おい。こら。喋れるようにしろよ?われ?私は先ほどから魔法使いの彼に
必死でゼスチャーしてるのに全く聴こえてない。だからどんどん口が悪く
なってきてる。落ち着こう。
この魔法使いの彼についてきて得られた情報といえば、新米魔法使いで、
彼の名前はブラックバスター
というらしい。「ワンちゃん」また頭なでなでか!!
う~ん。どうしたらこの魔法使いブラックにわかってもらえるのか?私が
人間で、そして転生してこの世界に来たとうことを。犬には出来ないことを
すればわかってもらえるかもしれない。普通の犬にはできないこと?普通の
犬にはできないこと?だけど見た目、犬だしな。う~ん。よし。こうなったら。

私は地面をクンクンにおった。そしてにおいのするほうに走り出した。
こっちだよ!ブラック!聴こえてないみたいだから、私はわんわん吠えた。
「ワンちゃんどうした?」

ブラックがあわててついてくる。
犬の嗅覚をなめんなよ!?私はここほれここほれと言わんばかりに地面に
むかって吠えた。「ワンちゃん?どうした?」だからここほれよ!ここほれ
わんわん!「掘ればいいのか?」そだよ!そだよ!ほかにないがある!?
ブラックは魔法でスコップをだして地面を掘りだした。ん?

「何だこりゃ!?」見ての通り、回復薬さ!200個分の薬さ!!

たらりら~
「「レベルアップ。あなたの嗅覚のレベルがあがりましたおめおめ」」

私のレベルがあがったみたいだ??ブラックには聞こえてないみたいだ??
おめおめってなんだ??

まあいいや。
ブラックが言った。
「店で買うといくらか取られるのに、こんなところに200個分の薬が落ち
てるなんて。ワンちゃんが見つけたのか?」そそ。そだよ。これで分かった
かな?私はわんわん吠え、目を輝かせてじーっとブラックを見た。

「もしかして君は頭のいいワンちゃん?」ちがーーーーーーーーーーーーーーーう。

「でもよかった回復薬もう少なかったんだよ。よかった。よかった。ワン
ちゃんありがとね」くそ。この魔法使いブラックは、天然か天然か天然かも(泣)

私が落ち込んでいるとブラックの手からすべり落ちた薬が私の頭にかかった。
「何するんじゃ!貴様!」ん?ブラックの様子がおかしい。ん?・・・?

「私の声きこえてますか?」・・・?

「わ、ワンちゃんが喋ったーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?」
ブラックは驚いている。物凄く。けど、
犬が喋ったくらいで驚くなんてどんな魔法使いだよ?!!?


そんなこんなで。たまたまブラックが手から落とした回復薬のおかげ
で喋れるようになった私は、ブラックに事の事情を話した。
「人間が転生して犬になったってな」
「何かおかしいですか?」
私はおかしくないぞ!転生させたヤツがおかしいんだよ!?
「ああ。言うの忘れてたけど俺、新米魔法使いなので人間に戻すこと
は出来ないよ?」
さらっと冷たいこと言われたような気がする。
「ということは私はずっと犬のままですか!?」ショック!!


更新日:2020-01-18 21:33:51

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転生したら犬だったから人間に戻るために異世界で埋蔵金を掘り~ R-18