官能小説

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「人間の捕獲および駆除反対!」
 このような主張を掲げながら街を歩く妖精たちがいた。一種のデモである。
「町で暴れられたらどうするんだ!」
「駆除した奴の肉を食べることの何が悪い!」
「猟を解禁しよう!」
 そのような、反対意見が飛び交う。
 意見の対立は、妖精社会では、近似の階級間でしか起こらない。食糧生産者である労働者の階級にも、やはり気質により傾向というものがある。近頃では、肉食に対する意見の相違が大きな焦点となっていた。
 肉屋の娘、エスメラルダは、昨日駆除されたばかりの人間の男を解体していた。まず、魔法でエスメラルダは男の陰茎と陰嚢を根こそぎ切り取ると、空中に浮かべてよく観察した。
「妖精も、男には同じものが付いていて、やっぱり急所なのよね?」
 男の睾丸は片方が潰れていた。そのようにして、大抵男は倒すのである。
「そうよ。草食主義の奴らに見せてもらったら?」
「いやよ、あいつらのなんか。」
「あんな大きな人間の男が、簡単にやられるんだから。哀れな生き物なのかもね、男って。」
 この男を駆除した張本人のリヴィエラは、人間の高校生に当たる年齢、エスメラルダは中学生だったが、思春期に入ったエスメラルダは、男性器に強い興味を抱いていた。
 駆除はともかく、男の解体は女性作業員の仕事と決まっていた。女の解体は、男性が行なうのである。但し、妖精界に男は極めて少なかった。人間の男は駆除により減少したけれども、妖精にはもともと男の数が少ないのだった。
「精液、樽に入れるから用意して。」
 エスメラルダがそうすると、リヴィエラは、新鮮な死体の体内から、精嚢を引き出し、手で精液を絞っていった。
 エスメラルダは
「いつも思うけど、なんでこんなにおいなの?」
 リヴィエラが
「これが男のにおい。きっと妖精も同じだよ。くっさい! 取れたて、飲んでみる?」
「あたし、あんまり好きじゃない。」
「どれ、かなり濃いね。おいしいよ。おちんちん、あんたに任せるから、切り分けておきなさい。毛は全部抜いて。あ、それから、この男、包茎だから。先っちょの皮、引っぺがしたら、中、汚いから、洗うんだよ。鮮度の落ちないうちに済ませて。他の部分はあたしが一人でやる。」
「分かった。剥くのね。」
 昨日駆除された人間は三体だった。妖精の町に迷い込んだのか、畑へ向かおうとしたのか、下層民の住宅が壊され、数名の死者も出た。
 駆除される人間は殆どが男だった。また、食用となる場合も男の人気が高かったため、今では猟は原則禁止になっているのに、さまざまな理由付けで、市場に必ず出回っていた。
 かつては開発のための人間狩りが組織的に行われた時代もあったが、現在では人間の絶滅が危惧されていた。
「妖精の男も同じ形・・・こんなことしちゃったら、痛いんだろうな。ああ、興奮してきちゃった。」
 自分の身長に近い大きな睾丸を、エスメラルダは陰嚢から抜き出すと、真っ二つに切断した。
 包茎については、若い妖精の男子たちの悩みだと聞いていた。剥けないものを無理に剥いてもいけないらしい。
 今回、解体が四度目の、新米であるエスメラルダは、初めて包茎の実際を目にし、自分の指で剥いてみたいと思った。
 ちょうど産廃処理に用いる袋のような大きさの亀頭は、先端にだらりと長い皮を垂れている。エスメラルダは両手で皮の口を摑み、脚を陰茎に当てて、力で引き下ろそうとした。
「うーっ!」
 半分ほど剥けたとき、濃い小便のにおいが漂ってきた。そして、皮は張り詰めて剥けなくなってしまった。陰茎を抱き抱えて全身で皮を下ろそうとしても、うまくいかない。
「病気なのかな?」
 結局、魔法をエスメラルダは用いて、包皮を剥き下ろした。
 リヴィエラの言った通り、白い垢がたくさんこびり付いており、異臭を放っていた。
「でも、これって」
 エスメラルダは、自分の股間の溝を指で探ってみてから、においを嗅いでみた。爪の間に、男と同じような白い垢が挟まっていた。
「どっちも臭い。でもにおいはちょっと違う。」
 エスメラルダは、人が見ていないことを確かめてから、男の恥垢を手に取って、自分の股間の溝に塗り付けながら、小休止のつもりでオナニーをした。

更新日:2020-01-03 02:29:00

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