官能小説

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 高校生のリヴィエラは妊娠した。最下層民の青年と性交を繰り返したせいだった。
「こんなこと、人には言えない。狩りもしばらくはできない。」
 落ち込むリヴィエラにエスメラルダは
「言っちゃおうよ。男が足りないんだもの。」
「最下層民の子供を産むの?」
「子供がいなくなるよりマシじゃない? リヴィエラの子が普通だったら、あたし達、あの子の精子を搾って暮らせばいい。あの子はもう大人しいし、逃げたりしない。あんなに金玉の大きな男は見たことないから、精子に困ること無いよ。大丈夫、あたしも産むから!」
 そこに、銀の光をまとったフローラが現れた。リヴィエラが
「いつかの貴族! 何の用?」
「話は聞いた。子供の世話、手伝おう。男性の稀少な草食主義者居住区へは私たちの男性囚人を置かせてもらう。」
 リヴィエラは
「最下層民とか囚人とか、うちらはゴミ捨て場じゃない!」
 しかしエスメラルダが
「ぽこちんはゴミなんかじゃない!」
 フローラは
「全てが生きるためだ。南無阿弥陀仏。」
「うわっ! 光が! 召喚魔法? 殺す気か! いや、竜じゃない。神?」
 フローラは消えていた。
 リヴィエラが
「さっきの呪文、名前じゃなかった。はっきり聞こえた。南無阿弥陀仏。」
 エスメラルダも
「南無阿弥陀仏。」
 二人をたちまち金色の光が包み込んだ。
 リヴィエラが
「いつでも神は近くにいるんだ。エスメラルダ、ごめん、ぽこちんにもこの呪文を教えてやろう。下層民の所へ行った時には奴らにも教えてやろう。」
 エスメラルダが
「帰ろう。きっと、ぽこちん、勃起して待ってる。あたしもまた欲しくなっちゃった。」
 リヴィエラは、腹に宿った命を、今、心から愛しいと思うことができた。

更新日:2020-01-03 02:41:08

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