官能小説

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 この集落には人があまり住んでいない。狩猟・採集を中心とした緩い社会であり、食べ物は豊富にあったから、ヒュアキンテとローザのような子供だけでも暮らしていけるのだった。
 ただ、妖精界の居住地拡大の煽りを受け、人間の住環境は以前ほど恵まれたものとは言えなくなりつつある。動物と人間との衝突も増えた。妖精界への人間の侵入も度々になった。
「お前ら、お父さんとかお母さんとか、どうしてるの?」
 ローザの桃色の髪に摑まった四郎が、頭の上から尋ねると、ローザは
「他の所に住んでるよ。」
「子供だけでいるのに訳があるの?」
 ヒュアキンテが
「だって、もうそういう歳だもん。この頃は親と暮らす人も増えてきたんだけど。」
 親子の感覚はここでは薄く、子供は保育園のようにまとめて育てられてから、早くに独立するのだという。婚姻も無く、子供は好きな相手と性交して産むのだそうだ。きょうだいでの性交も普通だということだった。
「でも、男がどんどん減ってるから、あたし達に回ってくるか分からない。」
 ヒュアキンテが残念そうに言った。ローザが
「まだ産めない癖に。」
「頭が汗臭くなってきた。まだ着かないのか?」
 ローザは
「もう着いた。四郎、見つかるといけないから、あたしの股に入ってて。」
 ヒュアキンテが
「あたしのほうが広いのに。」
「どすけべ。お姉ちゃんはすぐ顔に出るからだめ。」
 ローザは言うと、早速、両腿を広げ、小さな膣口へ四郎を足から差し込んだ。それでも
「俺も様子が見たい。」
 短い小陰唇に摑まった四郎は半身を溝から乗り出した。ローザはもじもじして
「奥に入ってくれないと感じて歩けないの! それ、後にして!」
 仕方なく四郎は小学生の膣に身を潜めた。

 地区の集まりということだったが、百五十人ほどの巨人が広い草地に来ていた。年齢はさまざま、女性ばかりだった。
 四郎は、これほど沢山の女性の裸を見るのは初めてだった。背の低いローザの膣からでは、どうしても周囲を見上げる形になるので、女の股間も乳房も圧倒的な迫力で目に入る。大人の小陰唇は長く垂れ下がるものだと四郎が知ったのもこの時だった。
 巨大な陰茎をぶら下げた白髪の老人が語り始めた。
「先日、仲間がまた妖精に駆除された。隣村の者だ。隣村とここを合わせても、男はもう五人しかいない。うち隣村の二名は子供だ。そしてわしは年寄りだ。よそでも恐らく同じような状況だろう。人間の滅亡は近い。産むことの出来る者は今日からこの二人と交わるように。わしも出来る限り頑張ろう。動けばこの二人もいつ狩られるか分からない。二人は定位置に留まり、女は順番に交わりに来ることだ。恐ろしい世だ。」
 この二人と言われたのは、歳の頃、四、五十のいかつい男と、四郎と変わらぬ位の青年だった。
 一日中射精を強要される生活がこの二人に始まろうとしていた。四郎は、小便臭いローザの陰唇にくるまって隠れながら、一体、自分の年齢で同様の運命に見舞われたらどんな気分になるだろうと考えた。

更新日:2020-01-03 02:30:57

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