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その4

その4
麻衣&祥子



「はい、はい、その通りです!会長からもいいケンカ相手できてよかったなって、あやされたわ。…相馬さん、ヤツにも私と同じ”土俵”をと迫ったよ。で…、相馬会長は横田に向かってこう言った。”お嬢ちゃん、この麻衣と地獄で遊んでみたくないか”ってよ!」

「そんで、横田は何と答えたんだ?」

祥子が間髪入れずに問いただしてきたわ

おお、答えてやるよ!

「…祥子!ヤツは考えた末、こう返答したわ。”やりまちゅ”ってな…」

”アハハハ…”

「…」(祥子)

祥子は神妙な顔して私をじっと見つめたままだったが、他はみな爆笑だったわ

あのなー、笑いごとじゃないんだよな、これ…

おけい…

今いちわかってねーぞ、この人達…


...



麻衣…

お前の”明日から”は、おぼろげながらだが、わかった気がしたよ

お前ってさ、常に自分を煮え湯の中に身を投じること…

それを突きつけて生きているんじゃねーのか…

わずか16歳でさ

それは性だか本能ってヤツなんだろうか…

そこで、気が付くと横田競子が隣にいたと…


...



私は一昨日の夜、火の玉川原で初めて横田を目の当たりにした

文句なく凄まじい戦いだったよ、お前ら二人

その結果、麻衣がここまでヤツとやり合うことにこだわる、その”なぜ”が私には理解できた…

だがよう…、本当に凄まじかったのは、その後の二人だと思えるんだ

私にはよ

お前…、やる気なんだよな、この後も徹底的にさ…

私はそれに興味津々だ

だからこの後、せっかくだから、お前らの”第2章”は間近かでじっくり”目撃”させてもらうわ





更新日:2019-09-28 21:19:24

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