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その2

その2
麻衣



ということで、いよいよ私だな

まあ、祥子もひっくるめてってことになるけどさ…


...


「それで、私なんですが、まあ、既に耳にしてると思うけど、今後は火の玉川原で戦った、横田競子とやり合っていくつもりです。…そのステージは私としては、南玉連合内部でってことで考えてますが…、私は南玉をおん出されてる身なんで、まだどうなるかは分かりません」

うーん、私を見るみんなの目と表情、興味深いなあ…

祥子は薄笑い浮かべてるし、リエと片桐さんはまあ、なかば呆れ顔だしね

真樹子さんに至っては、なんだか心配顔してくれちゃってるよ(苦笑)

で…、久美だけが何度も大きく頷いて、私が話を一段落させたとこで拍手しようとしてる

ここ違うって、久美…(爆笑)


...



「…なにしろ、総長荒子さんの”骨”をいただいた後の決着はまだこれからですしね。それ次第ですわ、はっきりした方針は、へへ…」

アハハハ…

みんな、のけ反ってるって…

で…、たまりかねて真樹子さんが顔を紅潮させて発言だぞ(苦笑)


...



「…あのね、私は今でも麻衣さんのその方針、できれば思いとどまってほしいと思ってるわよ。だってそうでしょ?あなたは我々のリーダーとしてさ、向こうサイドを圧倒したのよ。南玉にしたって、カモシカなんかとのタイマンに拘らなければ、完全に潰せたわ。ふう…、それを何好んでまた…。敵陣の南玉に出戻って、カモシカと向き合うってのよ」

もう傑作だよ、真樹子さんの顔…

ケバマックスの面下げて、こう正義感の演説かまされるとねえ…

私ものけ反っちゃうって(苦笑)


...


「…麻衣さん、よく言聞いてよ。向こうはさ、”今回”の後だもの、それこそ恨み骨髄で麻衣さんを徹底的にマークしてくるわよ。今までみたいに、南玉の内部で手を打っていくことなんてできないって。どう?そんなアホなこと、やめてくれないかしら…」

「いえ…、心配してくれるのは嬉しいんですが、気は変わりませんよ」

「あなたって人は…。じゃあ、おととい言った私の条件、承諾してもらわないと…」

おお、ここで飛び出した訳ね…

私は正面左の祥子を向いてから切り出した





更新日:2019-09-28 21:12:28

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