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小説

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その1

その1
麻衣



ここに来て、私の銃口はいくつものマトを同時にドキュンの構えだ

だがだ…

そのトリガーとは別に、もう片方の手にはドスを握っちゃってる(笑)

で…、刺し違え覚悟のその切っ先は、二人…

ああ、狂犬とカモシカだから、2頭か、ハハハ…

ということで、これからカモシカに最終ビーム発射だ

フン!

いつまで部外者の殻を被ってられるか…

こっちの”着手”を私自ら、ヤツに告げてやる!

へへ…、このワクワク感…、たまんねー


...



「横田さーん!」

「あんた…」

「今、部活の帰りかい?」

「うん、まあ…」


...


「ああ、そうそう…。あんた、中距離の大会、地区2位だったんだってな。おめでとう」

「ありがとう…」

「しかしすげーな、オタクは。肘のケガで入院してたのにね。根性あるわ。南玉のお姉さん方が欲しがるの、無理ねーや」

「…」

「そうだ、一応言っとくか。たまたま今日なんだけどさ、私、南玉クビになった」

「えっ?クビって…、またなんかやらかしたのか、オタク…」

「おイタは年中だからね。もう始末に負えないってとこっしょ。そう言えば、今日の幹部会、オタクのマブダチも出席してたよ。浅黒のイケイケ…」

「ああ、そう言えば、初めての幹部会って言ってたっけ。多美のヤツ…」

「…じゃあよう、イカレたバカ学校の問題児のコトも話題に上ったんじゃねーの?」

「その問題児には多美も懸念を持ってるようだけどさ、私は部外者だからね」


...


「まあ、浅黒ちゃんも私が出て行ったんで、ホッとしただろうね。それと、あんたんとこの部活の上品な先輩、今日はOG代表って立場で張り切ってたわ」

「私は部外者だって。他に用ないんならこれで…」

「…あの人、前執行部、引責辞任してんだよね。それが、不思議だわ。いつの間にか、総長補佐も全うできなかったのにゾンビみたい甦って、我が物顔で幹部会仕切ってるんだもん」

「おい!何が言いてーんだ、あんた」

「…私が南玉を出てったその日、あんたには直に伝えたかったんだよ。今は部外者の熱血部活女子の横田さんにね」

「わざわざご苦労なこったね。熱血部活女子は誰が南玉抜けようと、関心ないわ。じゃあな」


...


カモシカはバス停、”猛女新田前”から走って去ったわ

横田…!!

私はまだ4回しかツラ会わせてないが、お前のことはよくわかってるんだ…!

もうすぐさ…、”部外者”で逃げてられんのはさ(薄笑)





更新日:2019-08-24 00:21:24