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小説

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その2

その2
夏美



「ああ、鷹美、すまないわね。わざわざ来てもらっちゃって。中に入ってよ」

「いえ、外でお話ししましょう」

「そう…」

夜8時半、自宅に鷹美が来てくれた

二人は近くの自販機前でナイトミーティングに入った


...



「それで、いづみはどんな感じだったかしら?」

「県外勢力を回った真澄先輩とは、会ったことを明言した上で、ここは喫緊の対策を要する、まずは執行部会でというふうに伝わったみたいです。いづみの口からは、それ以上のことは出ませんでしたね」

「そう…。まあ、真澄といづみの仲なら、その先も話してるかもだけど、麻衣のことはいづみが極端に毛嫌いしてるから、こっちの予想通りに真澄が提案しても、いづみは賛成に回らいないだろうな」

「ただ先輩…、ここ数日でも、赤隊系に擦り寄る子たちが急増してるって噂、どんどん出回っています。南玉メンバーの危機感は日増しに募ってるはずですよ。私は実際に麻衣を介した県外勢力の取り込にも、それなりの数が賛同するんじゃって気もします」

「そうね。まあ、明日の執行部会では真澄の要求を見定めよう。それからね」

ここで私は土佐原さんと会った件を告げた


...



「…そうですか。由美子先輩が…」

鷹美はややうつむいて、なんとも思いつめた表情をしてる

「まあ、今回は仮に真澄から想定通りの提案が上がったら、こっちの意向で取りまとめてくれることになってるからさ。でも、今後はOB、OGの在り方も見直さざるを得ないわね。あの人たちも、社会人として様々な事情にかかわってるんだし。当然、いつまでも今まで通りって訳いかないよね」

「なんか、いろいろ難しい時期に来てるんですね、先輩…」

鷹美はちょっと笑ったが、なんか元気がなくなっちゃったかな


...



「とにかく、荒子も明日は静観すると言ってますんで、よろしくお願いしますよ」

「ええ、申し合せ通りね。今日は遅くにありがとう」

夜9時を回ったけど、ミキさんには連絡することになってるからな

私は家に入ってミキさんに電話を入れた





更新日:2019-08-21 18:13:09