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アルディスの幸せ

アルディスの姉は、牢の中のアルディスを、最後は殺そうとしました。アルディスが逃げたのは、ある意味仕方のないことかもしれません。しかし、アルディスは、残してきた姉の不幸を思い返すこともせず、ラストはユリジェスの腕の中でこれ以上ないほど幸せに微笑むのです。

アルディスは女性です、男性に幸せにしてもらう存在かもしれません。しかし、私は決してアルディスのような生き方はしたくありません。私は、個人的には、人の不幸をかえりみずに、自分たちの家庭の幸せだけを見つめて生きる生き方はおかしいと思っています。だから私は独身を選んだのかもしれません。
しかし、家庭を持たれていても、世の中や人の不幸を見過ごしにできず、行動にうつしている方はたくさんおられます。アルディスのような女性は、夫の子供を産んで、家を守ることにしか幸せを感じないでしょう。例え遠くで姉がどんなに血にまみれた生き方をしていても、もう思い出すこともないでしょう。アルディスにたった一つできることがあるとすれば、・・・と考えても見るのですが、アルディスにはもう何もできません。ただ、幸せになること、、、それだけが、幸せの意味でしょうか?

幸せとは一体何か、、、と考えて見ると、アルディスのような人は、本当は幸せではありません。

苦しみと向き合ってこそ、人は幸せの味がわかるのです。

ガラスの仮面は漫画の最高峰だと思います。作者もこれをわかりながらアルディスを描いたと私は思いたいです。

更新日:2019-08-08 22:24:12