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小説

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その2

その2
アキラ



なるほど、そういうカラクリだったのか

それで、オレがココにいるという訳か…

警察行けば、しばらくは頭髪からクスリの反応でるから…

だけど、肝心の麻衣はどうするんだ?

コイツがいわば”メイン”だろうから、クスリの件は麻衣抜きでの決着はないはずだ

しかし、答えは明快だった

「この流れにはこの麻衣も乗る。細かい摺り寄せは後になるが、場合によっては君ルートに追加するから、その気でいてくれ。大筋は一緒だ。公にするタイミングと方法は、近くはっきりさせる」

剣崎さんが話した後、オレはとりあえず聞いてみた

「この子はそれで、納得してるんですか?警察に行くことも…」

そして、オレはカウンターの麻衣に視線を注いだ

涼しい顔して少し笑ってるわ、コイツ

「君はまだ、麻衣のことをよく知らないようだな。この筋書きは、麻衣が言いだしてきたことだ。自分の着地点は、こいつが一番理解してる」

驚いた!なんて子だ、麻衣ってのは…

覚悟とかだったら、へたなヤクザの上を行ってる

...


「罪は罪だが、未成年と堅気でまあ、被害者的に扱われて、不起訴処分になる。3人ともな。これは決定してると思っていい。警察内部との調整も暗黙でな、こっちの筋書きをなぞって、君はサツで頷いてろ。君の大切なケイコの払う犠牲は、君が補える範囲で留まる。あとは、二人でやり直せ、きれいさっぱりでな」

剣崎という人の話で、事の次第はようやく把握できた

あのクスリの入手で警察に行くのは、おそらく間宮さんだ

時機見て表沙汰にしたら、出頭という話がついてるようだ

オレのことはきっかけで、真の目当ては出所後の”対価”だろう

タクヤは、オレを早めの排除するだけが目的か…

いい悪いは別として、そのくらいの執念がオレにあれば、今の状況はないよな

麻衣のヤツがさっき言ってたこと、頭によぎるよ





更新日:2019-08-08 22:08:39