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小説

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償い

永遠に、その罪を償わなければならない、そういう罪があるような気がします。

あまりに深く人を傷つけた罪、とはいちがいに言えません。人を傷つけないではいられないくらい、逆にとり乱している時もあります。

ではずっと償い続けなければならない罪とは?

その人に悪いことをしたのに、本当に傷つけたのに、、、謝るチャンスがあったのに、そのチャンスを潰した場合です。

また、悪かったと思えないくらい、心が幼いことは、大きな罪になります。

人は考える生き物です。そして、反省する生き物です。

私の母は、私を一度も育てず、父が自殺したあと、別の男を選びました。今は優しい母です。

しかし、母が育てなかったことで私は精神病になりました。

母は言いました。誰も悪くない。仕方ない。育てなかった償いはもうした、と。

しかし、私は30年苦しみ、結局私を救ったのは創価学会に入っている今の彼でした。

私と向き合って話をしてくれない母は、一対一で私と会うことを恐れ続け、私の病気をやっかいもの扱いし続けるのです。いつ償いがあったのかわかりません。

悲しいことですが、現在71歳の母は、何もしないまま、何もこの世界の重みを知らないまま死んでいきます。

でも、私は思うのです。これだけは。何もしてくれなかった母だったからよかった、私はたくさん考える人間になれた、と。
命の限り、自分なりに母は大切にします。

更新日:2019-08-08 21:31:54