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 来た道を戻り、地上へと帰還出来る魔法陣に乗っている時に其れは突如としてあたし達に襲い掛かる……「ホワイトバッファローの大群が来たよ!」あの幽体で然も魔法攻撃も熟すそいつが大量に襲って来るんだから困り物よ!

「--ええい、あたしを舐めないでよ……ダークウェーブ!」但し、闇属性に触れるだけで消滅する脆さが其処に在るのよ。「突進して来た……全く嫌味の奴だね!」

「--あたいだって持っているわよん、闇はね……ダークエッジ!」

「ジェムを使うぜ……俺達物理攻撃組には奴の攻撃があんまり通じないからな!」

「だが、ジェムは有限ではない。何処迄持つか定かではないぞ!」

「私はホワイトバッファロー君に政治の素晴らしさを伝えられるぞ……」意味がわからないよ、おっさんだけは!

「--ダークウェーブ二連撃よ!」ドゥームブレイド使いたいけど、貴重なストックだもんね。「ハアハアハア……速度速い上にスピードアップして来るのも地味に困るのよ!」

「そうゆう場合に俺が居る……レディエンドスタアとおお、にカウンターのアイテムスティール!」久々だね、エイガーのアイテムスティールは。「スプラッシュベリーBか……因みに確実に盗んだ時は傷は少しだけマシに成るぜ!」

「何処迄湧いて来るんだ、ホワイトバッファローめ!」

「アイハブアドリイイイムうう……供託金を没収されそうな程に湧いて来るじゃないか!」

「--ダークウェーブも既に持っているのよん……」確かジェムを使い続けると魔法を取得するっていう話よね--まあ、物理メインの人達には持っていても意味無さそうだけど。

 そんな感じであたし達は転移中に襲い掛かるホワイトバッファローの群れを突破して行くのよ……


 転移が終わった後にあたし達は……「ハアハアハア、転移するだけなのに凄く時間が掛かっているように感じたよ」息が切れそうな程に辛いのよ!

「ヒューマニーね、やってくれたなあ。予告とはいえ、こうも嫌がらせをして来ると流石に腹が立って来たぞ!」

「ミレーニアンへの嫌がらせの為に生きて来たとは言えども、流石に擁護が出来ん」

「だが、怒りで我に忘れる暇がない。ミレーニアン君、どっち道『博物館』に向かわないと話に成らない。『固有柱』はグランドマスターへと通じる唯一の一つだ。だが、私怨での戦いは出来る限り避けたいのだが」

「其れは出来ないわん。鍵の前にあの子は居るわん。絶対に戦いは避けられないし、然もヴァルヴォーズとダスティンと同じようにあの『アンチサモナー』というのを使用して来るかも知れないわん」

「『アンチサモナー』って何よ、何で使ったらああゆう風に体が溶け出したり砂のように削れてゆくのよ!」

「んな事は俺もわからねえ。パームに聞くしかねえだろう!」

「あたいはわかるわん。昔、御母さんから聞いた話だけど……あれは人間の身で使用してはいけない精霊化の秘薬なのよん」

 人が精霊に--だとしたらあのメームルって子が使用すると何か凄そうな気がするよ!

「あれが精霊だって……あんなの邪霊と変わらんだろうが!」

「エイガーの言う通りだ。あれは本能で理解する……俺達生きている者達が使用してはいけない!」

「だが、十三星座は平気で使用したな。恐らくはバルマーも……いや、バルマリィ・ハーデスは逆に使用出来ないかも知れんな」

「逆に使用出来ないって?」おっさんの言いたい事が此の時、未だわからない。「何でよ、リスク大きくてもパワーアップアイテムを使用しないなんて有り得ないっしょ!」

「其れは後でしかわからん。今は『博物館』に向かうぞ、皆の衆よ!」

 ナニヲシテイルノ、ココデマーレイドジュウノスベテノセイメイヲ殲滅する時……違う、違うんだから--あたしの限界はもう直訪れる寸前……其れは風前の灯火の如く!

               『邪悪外伝 弱き者を継ぐ者』に続く……

更新日:2019-09-05 21:31:47

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