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第7話 現実との遭遇
及川とのメールのやり取りを終えた山崎は意気消沈していた。
これはもう終わりなのか?
浮かれていた数日前が嘘のようだ。
なんとなく外を歩く山崎。
それでも、なんとか気持ちだけは伝えたい。
どう思われてもいい。
自分のなかでこの事にケリをつけたい。
なんとかそう思い必死に心を奮わせた。
翌日
東友 所沢店
休憩室を開けた山崎
すぐさまに及川と目があった。
軽く会釈する二人。
及川はそっとささやくような声で
及「・・・すみません」
と呟いた。
山崎は力なく
山「いえいえ」
と言うだけだった。
休憩時間
山崎は休憩室に入ると及川がそっと席に座っていた。
山「お疲れ様です」
及「・・・お疲れ様です・・・・」
そう言うと及川はイスをひき、休憩室から出ていった。
及川がなかなかかえってこない。
この時間に山崎はどうすればいいか考えた。
メールの事に触れるべきか?それともいつものような会話をするべきか?
10分ぐらいたっただろうか?
及川がそっと休憩室に戻ってきた。
山「あっ、、、、及川さん・・・・・ごめんね。昨日なんかへんな」
及川は山崎の話を最後まで聞かず、
及「いえ、いいんです・・・べつに」
山「あっ、はい。えっと、複数人でならいい感じですか?」
及「・・・いいですけど、私忙しいんで、友達とかとも会うし・・多分ないです」
山「すみません・・・・」
すると、及川は再び席をたち休憩室を出た。
今までの及川との会話ではなかった冷たい雰囲気に、たじろいだ山崎。
これはどういう感情なのだろうか?
休憩終了後
売場に向かった山崎。
すると、何やら及川が挙動不審な老人と幼稚園児に絡まれていた。
山「なんだありゃ?」
老人は滝のような汗を流し手を震わせながら、及川に商品の場所を聞いていた。
山崎はなんだか嫌な予感がした。
なぜだかわからないがあの不気味な老人から及川を救わなければならないと思った。
山崎は3人の所に近づき
山「あっ及川さん!!マネージャーが呼んでますよ!!こちらのお客さんはぼくがご案内します!!」
及「あっ、ありがとうございます」
及川はその場を去った。
山「え~とお客さん、何をお探しで?」
「うっ、うっ、やっぱりいい!」
老人は山崎に凄みそう叫んだ
幼稚園児が不思議そうに
「駿監督どうしたの?」
と聞いていた。
「うるさい!行くぞ!!」
老人は幼稚園児をつれその場を去った。
山「・・・駿監督?・・・なんだあれ・・・」
山崎はなんだか寒気がした。
何かこれから恐ろしい事があるのような気がしていた。
続く
これはもう終わりなのか?
浮かれていた数日前が嘘のようだ。
なんとなく外を歩く山崎。
それでも、なんとか気持ちだけは伝えたい。
どう思われてもいい。
自分のなかでこの事にケリをつけたい。
なんとかそう思い必死に心を奮わせた。
翌日
東友 所沢店
休憩室を開けた山崎
すぐさまに及川と目があった。
軽く会釈する二人。
及川はそっとささやくような声で
及「・・・すみません」
と呟いた。
山崎は力なく
山「いえいえ」
と言うだけだった。
休憩時間
山崎は休憩室に入ると及川がそっと席に座っていた。
山「お疲れ様です」
及「・・・お疲れ様です・・・・」
そう言うと及川はイスをひき、休憩室から出ていった。
及川がなかなかかえってこない。
この時間に山崎はどうすればいいか考えた。
メールの事に触れるべきか?それともいつものような会話をするべきか?
10分ぐらいたっただろうか?
及川がそっと休憩室に戻ってきた。
山「あっ、、、、及川さん・・・・・ごめんね。昨日なんかへんな」
及川は山崎の話を最後まで聞かず、
及「いえ、いいんです・・・べつに」
山「あっ、はい。えっと、複数人でならいい感じですか?」
及「・・・いいですけど、私忙しいんで、友達とかとも会うし・・多分ないです」
山「すみません・・・・」
すると、及川は再び席をたち休憩室を出た。
今までの及川との会話ではなかった冷たい雰囲気に、たじろいだ山崎。
これはどういう感情なのだろうか?
休憩終了後
売場に向かった山崎。
すると、何やら及川が挙動不審な老人と幼稚園児に絡まれていた。
山「なんだありゃ?」
老人は滝のような汗を流し手を震わせながら、及川に商品の場所を聞いていた。
山崎はなんだか嫌な予感がした。
なぜだかわからないがあの不気味な老人から及川を救わなければならないと思った。
山崎は3人の所に近づき
山「あっ及川さん!!マネージャーが呼んでますよ!!こちらのお客さんはぼくがご案内します!!」
及「あっ、ありがとうございます」
及川はその場を去った。
山「え~とお客さん、何をお探しで?」
「うっ、うっ、やっぱりいい!」
老人は山崎に凄みそう叫んだ
幼稚園児が不思議そうに
「駿監督どうしたの?」
と聞いていた。
「うるさい!行くぞ!!」
老人は幼稚園児をつれその場を去った。
山「・・・駿監督?・・・なんだあれ・・・」
山崎はなんだか寒気がした。
何かこれから恐ろしい事があるのような気がしていた。
続く
更新日:2019-02-15 13:02:35