官能小説

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色めき立つ恋心

マダム邸

広大なリビング

夜の23時を回る時、時矢とその恋人・杏珠がふたりきりで過ごしていた

ソファーに腰掛ける時矢と、背後からその肩を抱く杏珠

黒髪の美女・杏珠

25才

時矢より年上で落ち着いた感じの女性だ

杏珠は時矢の部下マトリカ部隊の部隊長でもある

強い女性戦士達だ

杏珠「客室にずっといる、あの可愛い子…」

不意に杏珠がシアルの事を気にして言う

杏珠「マダム沙羅の新しい養い子なの?」

時矢「違う…と思う」

杏珠「貴方と架凛のように、マダム沙羅が育てるのかと思って…」

時矢「どうだろうな…」

杏珠「綺麗な白人の子ね」

時矢「……」

時矢が黙り込んで杏珠を見上げる

杏珠「どうしたの?」

時矢「…いや、可愛くて綺麗な子がいいのか?」

クスッと笑う杏珠

杏珠「妬いてるの?」

時矢は視線を落として言う

時矢「違う…」

無表情だが、時矢は恋人の杏珠が他の男を気に掛けている事を快く思っていないようだ

それが手に取るように解かる杏珠

杏珠「可愛いわね…時矢」



更新日:2023-10-06 05:23:00

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