官能小説

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あの奇妙な魔術師が名乗った『魔術師オーディン』

本をめくりながら呟く

雷矢「あの魔術師 またの名をって連呼してたけど、忘れちまったからなぁ…」

辛うじて

『オーディン』だけは覚えていた

開きっぱなしの扉から声がした

沙羅「記憶力が悪いのは誰に似た? お前のIQは何級だ? バカ息子」

振り向き怒鳴る雷矢

雷矢「うるせーな! バカなところは全部アーサーに似たみたいな事言うなよ! マダム!」

マダム沙羅は腕を組みながら立っている

そして、はぁ…と溜め息を付き言う

沙羅「少し短気なところも、そっくりで嫌になるよ」

再び本をめくりながら雷矢は言う

雷矢「勝手にオレを生んでおいて愚痴るなよな! オレだって似たくて似たんじゃねぇ! あんな奴、父親じゃねえ!」

マダム沙羅は、冷めた眼で息子を見ている

突き刺すような視線に気付き、雷矢は振り向いて、母・沙羅を見て凍り付いた

雷矢「…な…なんだよ、その眼は…」

明らかに動揺した息子を見て、マダム沙羅は目を閉じる

沙羅「すまない…」

とても冷たい氷のような眼だったのだ

まるで蔑むような…










更新日:2020-12-02 02:11:40

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