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4 あこがれのファンタジー

ウキウキしている私の横で、心配そうにキョロキョロしている悪魔。
私と悪魔は、街灯の上にとまった。クロウタドリの姿に変えて。



あざやかな黄色いくちばしと、真っ黒い体。ん?

「くちばしがピンクだぞ」と悪魔が、焦っているので、
私はそそくさと、くちばしの色を黄色に変えてみせた。

へぇー、こんなこともできるんだ。
「ねぇ、すごいでしょ?」と、私は自慢した。

「すごくはないが、周りにバレたかもしれん。足でまといは、
ごめんだ。俺の命が縮まる。

 いいか?これからラブレース(魔術師)の家に、
誰にも見つからないように入り込み、アミュレットを取って
こないとならない。」

「それは知ってる」

「ああ、知っているなら、良く聞け。俺が姿をかえたらお前も
姿を変えろ。そして、俺の後を‪だまってついてくればいい。わかったか?」

「もちろんさ!」

更新日:2018-11-17 08:36:53

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読んでると本の中に入ってしまったんです!!