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2 手紙

「あはははははははは。あはははははははは」
なんだろ?かん高い笑い声がする。

「ちょいと横の兄さん?」ん?私のことか?
私は隣の壁から聴こえるヤツに言った!

「お前は誰だよ!?そしてここはどこで?私は誰だ??」
「あはははははははは」
「やっぱり笑ってたのはお前かよ!!うるさいな!」

「おたく自分が何者かも忘れたわけ?」
「そうだよ!悪いか!」

「いや、悪くはないよ。俺が説明してやるよ?あのね、
君は、ここ、つまりペットショップに昨日来た新人さんね。
6月1日産まれの可愛いポメラニアンだよ?あ、でもって、
俺は、ここのペットショップじゃ有名な猫ロシアンブルーさ
君、昨日ここに来たの覚えてないの?」

「うんっていうか私、始めて猫と喋った!」
「良いエサ食べてるからね、喋れるのは当たり前よ?」

「ふーん」

~確認しました!
~このポメラニアンが詩楽無レイです!

ん?なんだ?この声は?
~詩楽無レイにお届け物です!
~手紙を読むのでよく聞くこと!

『詩楽無くんへ、間違って子犬に生まれ変わらせてしまったようだが、なにも問題なさそうで良かった!任務頼んだよ。あとは幸あれ、バイバイキーング
神様より』な、な、な、な、な、な、なんじゃそりゃ!!

PS、約束は守ってね?

そ、それでも神様か!!
これからどうしろっていうんだよ!私は赤ちゃんだから、
問題ありありだろ!




更新日:2018-11-07 23:58:40

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