官能小説

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不安

…こりゃあ、もう俺の入る余地は無いってことだな…

和泉との夜を顔を赤くしながら語るテーブルの向こうの佐野を見て、関は思った。

「…やるなあ、ヨッさん。完全に…完璧にタチったってことじゃないかよ」
「うん…まあ……我ながら夢中だったけど…何とか…な…」

照れくさそうに頭を掻く佐野を見て、関はチクリとした胸の痛みを酒で誤魔化す。

「腹は決まったってことか…その若いのと…和泉くんとやってくって」
「…うん…」
「今日はそれを言いたくて俺を飲みに誘ったのか」
「…そう…だな…」

ボソボソと応える佐野。
関は心の中で小さな溜め息をつく。

「まあ…ヨッさんから飲みに誘うのも珍しいからな。何かあるんだろうとは思ったが…うまくやれよ、幸せにな」
「………すまん、雄三さん。俺がフラフラしてたばかりに…」
「…ヨッさんは元々ノンケなんだ。仕方ないさ。この前はまだ迷っていたようだが、今日のヨッさん、顔が違うからな。いい顔だよ。男の顔ってやつだな」
「…………」
「俺は良かったよ…ちょっとの間だが…夢を見られた」
「…………すまん」
「…また元通りに戻るだけだ。今までと変わらんさ」

…遠くからヨッさんを見ていた日々に戻るだけだ…
関は佐野に向かって笑う。

「ちょっと惜しいけどな。ヨッさん、せっかくあんなにケツがモロ感なのによ」

声を落として笑いながら茶化す関。

「……言わないでくれよ…もう…」
「和泉くん相手じゃ、ヨッさんがタチるしかないよな。でっかい体の、優しくて頼もしいヨッさんが好きなんだ。頑張れよ。男らしくタチるヨッさん、俺も見てみたい気もするけどな」
「……恥ずかしいな…雄三さんに言われると」

グラスに口を付ける佐野。

「でも…雄三さんに抱かれ…やられた経験があったから…男として務めを果たす自信がついたんだと思う」
「…………」
「男同士の気持ちの伝え方や…愛し方っていうのかな…とにかく…だから…ありがとう…礼を言うのも変かも知れんが…」
「………よせって…また…ヤりたくなっちまうだろ」
「……それはもう遠慮しとくよ」
「はは、ハッキリ言うなあ、ヨッさん」

関はまたひっそり溜め息をつきながらも、何だか晴れやかな気分だった。
自分でも意外だったが、佐野の堂々とした態度に、妙に諦めが付いた気分だった。

「まあ…頑張れよ、ヨッさん」
「…うん…ありがとう」

こりゃ…今夜はサウナでも行ってスッキリ抜かなきゃ収まらんよな…
いい相手が見つかるといいがなあ…

関はそう思いながらグラスの中の酒を飲み干した。

……………

「はぁ…く…ッ…はぁ……和泉くん…俺…君が…君のことが好きだ…」

佐野の言葉…
部屋でひとり、あの夜の佐野との行為を反芻する和泉。
何発も和泉の中に精を放ち、夜半もとうに過ぎて力尽きたようにぐったりと和泉の上に汗まみれの体を預けながら…
それでも佐野は和泉を胸に掻き抱きながら、荒い息で想いを告げた。

「こんな気持ちは初めてだ…君のことが好きで…堪らない…」

汗でぬめる佐野の胸板に顔を埋めている和泉には、佐野の表情は分からない。
でも、和泉には佐野の汗まみれの赤い丸顔が目に浮かんでいた。
眼鏡の奥の細い目を泣き出しそうになるのを堪えるように、ギュッと固く閉じている佐野の顔が目に浮かんでいた。

「…僕も…好きです…もう…離れたくない…」

結合部から溢れ出した佐野の精液…
尻の谷間がヌルヌルしているのを感じながら、和泉は応えた。
熱い精液の海の中、すべてを出し尽くした佐野のペニスが、力尽きたように柔らかくなっていた。

「また佐野さんとしたい…いっぱい…こうして…一緒にいたい…僕の中…いっぱいにしてほしい…」
「…俺もだよ…君を離したくない…」

チュぷ…

「今日は…もう全部…出尽くしたみたいだ…もっと…和泉くんを気持ちよくしてあげたかったけど…」
「ん…あ…佐野さんの…抜けちゃった…おチンチン…僕の中から…ヤだ…」

和泉は佐野の胸に顔を押し付けたまま、佐野の股間に片手を伸ばして弄る。
萎えて粘液まみれのペニスを指で転がされ、くすぐったくて思わず声を漏らす佐野…

「く…はは…次に会ったらまた…このチンチン、いっぱい挿れてやるから…今日はもう缶弁してくれ…オジサン、限界だ…タンクも空っぽだよ…はは…」
「こんなに…大きいタンクなのに…?」

和泉の指は佐野の睾丸にも触れ、そっと撫で擦る。
佐野は太い腰を震わせる…

「うん…もう全部…くッ…和泉くんのこの中だよ…」

和泉を抱き締めた片手を下に滑らせ、ヌルヌルとぬめる尻の谷間に指を這わせながら言う佐野。

「あ…ッ…!…う…ん…」

くすぐったさに身を震わせながら頷く和泉。
佐野の言葉が事実であることは、和泉自身も分かっている…
もう佐野が何発、自分の中で精液を放ったか…和泉も、そして佐野自身も分からないほどだった。

更新日:2019-06-06 18:59:56

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