官能小説

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再び。

和泉は夢を見ている。
ホームに立つ佐野の大きな身体…
夏の制服に包まれたその身体に抱きつく自分。
周りを行き交う人々は、こちらを全く気にしない様子だ。
佐野も優しく微笑みながら、しっかりと受け止め、抱き締めてくる。

シャツの胸に顔を埋める。汗まじりの柔らかな匂いを嗅ぐ。
大好きな匂い。
でも今…自分はもっと深い…佐野の匂いを知っている…

裸で抱き合ったときの温もりと匂い…
佐野がその熱く滾る性器から、どれだけ濃厚な匂いの精液を放つのか…
…僕は知っている…
佐野さんの…いろんな匂い…
大きな体…
太ももや広い背中…太い二の腕…
いろいろなところ…

夢の中ではいつも唐突に場面が変わる。
和泉は今、佐野と一緒にベッドの中にいる。
宿直室の狭いベッドだ。
脱ぐ間も惜しいのか、夏服の半袖シャツとネクタイ、スラックスを穿いたまま…ファスナーから掴み出したペニスを握り締めた佐野が、のっそりとのしかかってくる。頭には制帽も載っている。

興奮した赤い顔で真っ直ぐ見下ろし、
「…挿れるよ、和泉くん」
笑うような目で見つめながら、低い声で囁く佐野…

そこで目が覚めた。
ひどく生々しい夢だった。
ぼんやりとカーテン越しに射し込む光を見上げながら、佐野に会いたいと、和泉は強く思った。

………………

関は保線作業の休憩の合間、離れたホームの上に立つ佐野を見上げている。
肥ってどっしりした身体を太い両脚で支えて立ち、線路の向こうを見つめている。
半袖シャツの背中に、うっすら汗が染みている。

関はスラックスをパンと張り詰めさせる大きな尻を見つめる。太い太ももを見つめる。

以前から…佐野とこんな関係になるずっと前から、こうしてよく、ホームの上の佐野を見つめてきた。
今、俺は…この大きな尻の中心にある、男の秘密の部分が、どんなに感じやすい性器になり得るのか知っている。

俺の性器を優しく受け入れ…柔らかく包み、締め付けた粘膜…
俺はその中を…たっぷりと満たしてやった。
ずっとずっと…思い願ったこと…

もっと佐野を抱きしめたい。
もっと楽しませてやりたい…
あんなに乱れた友の姿…

今はすまして真面目な顔をして制帽を頭に載せて仕事をしているこの男の秘密の顔を…
俺は知っているんだ…

佐野の尻の中にローターを仕込んでホームに立たせる様を夢想する関。
顔に出さぬよう汗を滲ませながら、電車に向かって指差し確認し…何とか仕事をこなそうとする佐野…
ここからリモコンで俺が振動を強めてやると、あの汗の染みたシャツの背中を少し震わせるのだろう。
肥った体を包む夏の制服は、一層汗臭くなる…
パツパツにスラックスを張り詰めさせる大きな尻の中で暴れるローター。
あの感じやすいアナルの奥のスイッチを直撃し続け…スラックスの股間は、ファスナーをぶち破らんばかりに盛り上がり…
あいつは周りに悟られぬよう必死に歯を食いしばり…

…なんてな…
バカなことを…

苦笑する関。
線路脇の日陰に腰を下ろしている関の作業服の股間は、激しく盛り上がってしまっている。

休憩も間もなく終わる。
早く勃起を収めんとな…
空や街並みを見上げ、気をそらす関。
夏ももう終わりに近いようだった。

………………

佐野は宿直室のベッドで横になっている。
このベッドで和泉と思いがけない関係になってから、自分の身に起きた出来事…
今まで想像もしなかった出来事が一気に起きた。

自分はどうしたいのだろう…どうしたいのだろう…
自分を慕ってくる和泉…
もちろん可愛らしい。年長者として護ってやりたくなるような…
こんな気持ちが自分の中に芽生えたのは、初めての気がする。
この腕に抱き…あの子の中に放った。
あの興奮は確かだった。あの子が心の底から愛おしいと思った。

自分のことを慕い…この老い始めている太った身体を欲した。
この自分が放った子種を…悦びながら身体で受け止めてくれた。
あの子の中に…今の自分がいる…
自分の分身が、あの子の身体を巡っている。
そう思うと、不思議と感動のようなものを佐野は覚えた。

そう思いながら…
関との行為を思い返す。
関から想いを告げられたときは、本当に驚いた。
同僚として…友として付き合ってきた男…
少し年上で同じく独り身で…通じ合う何かを感じ、付き合ってきた友…

ひとつの布団で抱き合い…手で触れ…そして更に深い繋がりを求めてきた友。
男として…無理だと思った。
“ケツを掘られる”、“オカマを掘られる”などと言って…男たちは…いや、自分だって今まで嘲笑の対象としてきたではないか。

でも、あの子と身体で繋がり…中に放った感動で…自分は変わったのかも知れない。
関を…友を受け入れたらどうなるのか…そう思ったのだ。

更新日:2019-04-30 15:21:39

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