官能小説

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R-18

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注ぎ込まれる想い

ず…ずチュ…!
…ズブ…チュッ…!

息を荒げながら、後背位で佐野を貫く関…
佐野の丸く色白の大きな尻の肉を鷲掴みにし、露わにした結合部を見下ろす…
青筋を立てた己の男根が、佐野の充血した粘膜の中から現れては再びその中に消える…

「ヨッさん…俺のチンポ…すげぇガッチガチでよ…痛いくらい勃起してら…」

関の鼻の先や顎から滴り落ちた汗が、佐野の背中に落ちてゆく。

「…うあ……うあッ…ああ…!」
「分かるだろ?俺、こんなに…興奮しちまってる…」

布団に突っ伏した佐野の背後で膝立ちになった関…
膝の幅を大きく取って低く構えた腰を、ひたすら前後させている。
ゆっくり退き、ズドッ!と勢いよく打ち込む。
佐野の粘膜がペニスに絡み付く快感を愉しむように、ひたすらそのリズムで佐野の中に巨根を打ち込み続けている。

「すまんな…こんなに太く硬くなったの挿れちまって…。ただでさえ俺のデケェのに…しかもヨッさん、ケツは初めてだってのによ…」

もちろん自分の快感だけを追い求めているわけではない。
タチとして当然のことだ…
佐野の反応を常に感じ取り、見守っている…

佐野の息遣い…喘ぐ声…
柔らかな身体から立ちのぼる汗の匂い…
佐野のスイッチに当ててやったとき、のけ反る白くて丸っこい背中…

結合部を目に焼き付けようと、柔らかな佐野の尻の肉を、両手で左右に割り開く関…
泡立ったローションに縁取られた佐野の肛門粘膜。
その中心に深く潜り込んでは現れる、己の怒張したペニス。
引き抜かれるとき、太く赤黒い幹には白いローションの泡がまとわりつく。
その泡は、ドシュッ!と再び勢いよく埋め込まれる瞬間、佐野の肛門括約筋に優しく扱かれ、肛門の周辺へと拡がってゆく…

関の怒張の根元の陰毛は、ローションの泡や、恐らく関自身が佐野の中で滲み出させているガマン汁、そして佐野の腸液などでぐっしょりと濡れ光っている。
深く突き挿れて腰を引く瞬間、佐野の尻の谷間と関の下腹部の間には、何本もの粘液が糸を引いてはニチャニチャと淫靡な音を立てている…

…凄絶とも言える眺め…
男同士の性の営み…肉同士のぶつかり合い…混じり合う体液…
関は目が眩みそうだ。

俺は…こいつを…ヨッさんをヤッている…犯している…

愛する佐野とこうしていることが、関にはまだ少し信じられない。
しかし現実だ…
ペニスを締め付ける佐野の粘膜…肛門括約筋…
滑らかな結合…
間違いなく本物だ…
深く息を吸い、結合部から立ちのぼる生臭い性の匂いを記憶に刻み込む関。

「ヨッさんのケツ…俺のチンポに絡みついて吸い付いて…こんな太いチンポ…ズボズボ入っちまう…」
「うう……くうぅ…は…ぁあッ!」
「すげぇよ…すげぇ…スケベな眺めでよお…ヨッさんにも見せてやりてえよ…」

いつもより多弁な自分に関は気付いている…

自分でも…笑っちまうよ…
喋っていないと…喋って気を散らしていねぇと…
ヨッさん…俺…直ぐにでもイッちまいそうなんだよ…
情けねぇけど…こんなの…初めてだ…
相手がヨッさん…ヨッさんだからなんだぜ…?
いつもの俺なら…ハッテン場で相手する、何処の誰とも分からん奴が相手なら…
もっと余裕で…冷静に相手を掘り倒せるのによ…何なんだよ、これ…

関は泣きそうになりながら思う。
額に浮いた汗が、目に沁みた。

佐野はひたすら喘ぐしかなかった。それしかできなかった。
あまりにも太い長大な関のペニス…その肉銛で腹の奥を…身体の髄を貫かれている。
布団に頭から突っ伏し…身体の力を抜いていないと壊れてしまいそうだ…

ズリズリと腸壁を引っ掻きながら体内で前後する、関のペニスの圧倒的な存在感…
巨大な丸い亀頭が、腹の中で今どこにあるか…佐野には手に取るように分かった。

これが…犯されるということなのか…
男に…犯されるということなのか…

体内に収まった他人の器官…
時間をかけて指で拡げられた虚ろな身体の隙間に、みっちりと埋め込まれた生の器官…
体内で息づき…脈を打つ男の生殖器官…

俺は…犯されている…男に…友に…

「…はあ……はああ……ああ…ッ…!」

枕に顔を埋めて喘ぐ佐野…
喘いでいれば力が抜け、より生々しく体内にある関の器官を感じ取ることができる気がした。

…できる…?
そうだ…俺は…感じ取りたい…
身体の中にある友の性器を…
…ペニスの脈動を…

喘ぐたび、枕に染み付いた関の匂いが鼻腔と肺腑を満たした。
毎夜、関が独り寂しく眠る布団…
そこで今、俺は…抱かれている…
満たされている…

…何を…?
何を俺は満たされる…

佐野は悟る。
関によって穿たれた自分の体に開いた空虚…長らく独りで生きてきた孤独…
それを関の温もりと情愛、そして脈打つ肉の器官が埋めているのだ…

更新日:2019-03-23 18:35:51

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