官能小説

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仰向けに寝かせられ、両足首を掴まれてのしかかられ…いよいよという時…
尻の谷間に、熱く硬い、凶暴なまでに太い肉茎を感じ、股の間にいる毛深く大きな、浅黒い大牟田の裸体を見上げた時…
和泉は思わず目を閉じた。
その目尻に涙が浮かんでいるのを見た大牟田は、ふと動きを止めたのだった。

「…イヤかい?」
「え…」

和泉自身、自分がなぜ涙を浮かべていたのかは分からなかった。
恐怖心はあった。あれほど大きく太い勃起を挿入されるのだ…痛くないわけはない。

巧みな指と舌で解され、頃合いを見て挿入を決めた大牟田に貫かれるのだ。
恐らく自分の身体は、初めての挿入にも耐えうるまでに既に開かれているのだろう…熟練の大牟田が判断したのだから…
そうは思ったが…涙の理由は分からなかった。

「佐野さんが挿れてくれればいいのにな?そうだろう?」
「……………」

大牟田の口調は優しかった。
大牟田は和泉の尻の谷間に、巨大な亀頭を滑らせながら続けた。

「…最初の相手は、佐野さんがいいよな?私も何だか…君たちがどうなるのか、見てみたくなってきた」
「……………」
和泉は優しく笑う大牟田の顔を見上げながら…何も言えなかった。

「和泉くんのチンポもこんなに勃っているし、後ろの感度も良好だ。佐野さんを誘ってみなさい。ここを使って…完全に繋がって確かめてみるといい。私が味わうのは、その後でいいさ」
「…佐野さんを…?」

大牟田は掴んでいた和泉の脚をベッドに下ろすと、添い寝するように腕枕をし、抱きしめた。

「私も普段はこんなことはない…後ろまでキレイにさせたんだ。柔らかく解して…絶対に君をトコロテンさせるまで感じさせてやれると踏んでいたんだが…」
「…………」
「何だか気が変わった。君たちを応援するというか…自分でもこんな気持ちは初めてだがね」

……そう言って笑った大牟田の部屋を出て…今、和泉は自宅に向かっている。
間もなく佐野のいる駅に降り立つ。

…佐野さん…
佐野さんに抱かれる…

正直、今日の大牟田のように振る舞う佐野を、和泉は想像できなかった。
元々ノンケである佐野と結ばれるためには、確かに自分が能動的に動かなければならないのだろう…

電車が停まる。
佐野はいるだろうか…
ホームに降り立った和泉は、暗くなったホームの端に佐野の丸っこい立ち姿を認める。

佐野も和泉に気付き、軽く会釈する。
和泉は佐野に近寄り、人の波が切れるのを待って声を掛ける。

「こんばんは、佐野さん」
「…こんばんは。今日も暑かったね」

そう言って笑う佐野。
いつもの優しい笑顔だ…和泉の胸は熱くなる。

しかし佐野は…少し前、トイレで関の口で射精に導かれたばかりで…少し動揺していた。
肛門にも微かに余韻が残っている…

「佐野さん…また時間あるとき、会ってもらえませんか?」
「ん…そうだね…」
佐野の目が、一瞬泳いだ。

「都合のいいとき…連絡ください。今度は休みの日にでもゆっくり会えれば…」
宿直室でコソコソではなく…ゆっくり落ち着いて…
そんなことを思い描いている和泉は、佐野の目が泳いだことなど気付かない。
ほかの男に抱かれてきた直後だという罪悪感のようなものも、和泉を必死にさせていたのかも知れなかった。

「うん…和泉くんが良ければ…」
和泉が求めるのは、年長者である自分…頼もしさのようなものを求めてのことだろう…
それは佐野も分かっていた。

しかし、関に後ろを嬲られ、そして射精してしまうような…女のように扱われている自分を顧みたとき…
和泉が求めるような男で自分はいられるだろうかという思いもあった。

和泉のような若者に慕われる自分…
それは満更でもなかった。
佐野は生来、真面目な男だ。和泉の想うような自分でいてやりたいとも思った。

「この前もらった連絡先でいいのかな。一緒に食事でもしようか」

そう言うと、和泉の顔がパアッと明るくなった。
それを見て、佐野の胸も高鳴った。
和泉といることで、男としての自分を取り戻せた気がした。

「…ありがとうございます。じゃあ…おやすみなさい」

そう言って改札への階段へ向かう和泉の小さな背中を見つめ、佐野はふう…と息を吐いた。

まったく…どっちつかずだな…
どうしたいんだ、俺は…

佐野はそう思いながら、線路の向こうに見えてきた次の電車を待った。

更新日:2019-01-27 18:04:45

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