官能小説

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R-18

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「はは、冗談だ。ほら、ヨッさん、こっちに来いよ」

布団の端に寄り、空いたスペースを手で叩く関。
佐野は、どんな表情をしたら良いのか分からぬように、むっつりとした顔を少し赤らめ、のっそりと這いながら布団に上がり、関が空けたそのスペースに寝転がった。
その様も、関にとっては愛おしい…

手を伸ばして灯りを消し、関も布団にひっくり返った。
ようやく部屋も涼しくなってきた。
肌が触れるか触れないかの距離で横になったふたり。

関は天井を見上げる。
隣の佐野は、背中をこちらに向けて静かにしている。
白い下着の広く丸っこい背中を横目で盗み見る。
自分のトランクスの前が突っ張っていることに気付かれず好都合だ…
そんなことを思いながら、このドキドキする状況に身を浸す関…

「…雄三さん、起きてるか?」
「…ん?ああ…」

眠れるわけねえだろ…
そう思いながら答える関。

「…俺…こうして誰かと…こうしたかったんだろうな…」
佐野がポツリと言った。

「…あの若いのと寝たからか…」
「……………」

黙っている背中。
関はその寂しげな背中に触れたい衝動を、何とか抑える。

おかしなこと…可愛いこと言うなよ…
本当に…眠れなくなっちまう…
関も佐野に背中を向ける…股間のものが…痛いほど勃っている…

「雄三さん…俺…あれから夢に見ちまうんだ…どうかしてるんだよ…」

背中越しに会話することで、本心を話しやすくなったのか…佐野が口を開いた。

「その…和泉って奴をか?」
「うん…」

関の胸が苦しくなる。

「その…裸だったり…スケベな夢を見たりするのか?そいつと…」
「……………」

黙っている背中が答えなのだろう…
関は苦しみながらも、トランクスの中のものを掴み、静かに悶える。

「それで悩んでいたのか」
どうにか背後の佐野に言う関。

「…うん……気味悪いこと言って…すまん…雄三さん…」

気味の悪いことか…
その言葉が更に関を苦しめる。
苦しくて…関は口を開く。

「じゃあ俺も…気味の悪いこと…言いにくかったこと言っていいか…」

言っちまえ…
この苦しみを癒やすためには…言うしかない…
深く息を吐く関。

「俺もな…その若いのと同じなんだ…」
「……同じ?」

まさか…?
佐野の胸が波打つ。

「同じって…」
「…ああ…同じだよ…俺もヨッさんのこと…ずっと思ってたんだ」

言った瞬間、関の身体から力が抜けた。
そして…不安で涙が出そうになる自分に、関は驚く。
サウナなどで束の間の欲望を解消しても満たされなかった心…
本当に伝えたかった相手に本心を打ち明けることが、こんなに不安なものなのか…

佐野は…ただ黙っていた。
ただ混乱していた。
でも…あの夜の自分…和泉…
それを思うと、関の想いや寂しさは分かる気がした。

佐野は関の方を向き…裸の肩に触れた。
エアコンのために、汗は引いていた。
佐野は何だか堪らなくて…関を背後から抱きしめた。

「……何だよ、ヨッさん…同情かよ…」
「違うよ…何だか…」
こうしていたいんだ…
佐野はうまく言えない。

「同情なら…もうやめてくれ」
「そんなんじゃない……雄三さん、違うよ…こうしたいんだ…自分でもよく分からんが…」

佐野は本当に、ただこうしたかった。
こうすべきだと思ったのだ。
そして、自分が激しく勃起していることに戸惑いながらも…それが自然なことにも思えていた。

「ヨッさん…やめないと…本当に俺…どうにかなっちまうぞ…ヨッさんとやりたいって…ずっとそう思っていたんだぞ…分かってるのかよ?」

背後の佐野に言う関…
佐野は…関のあからさまな言葉に、正直、怯まなかったと言えば嘘になる。
でも、あの夜から続いた煩悶を解消するためには、退いては行けないと思った。

佐野はテントを張っている股間を、トランクスに包まれた関の大きな尻に押し当て、強く関を抱きしめた。

「…分かってるよ、雄三さん…」
俺だって…男だ…

「…!……勃ってんのかよ、ヨッさん…」
唾を飲み込む関…

関は佐野の方に向き直る…
暗がりの中、かつてないほど近く顔を見合わせるふたり…
関の真剣な眼差しに、佐野の顔に一瞬ためらいの色が浮かんだのが、関には分かった。

しかし関はためらわず、佐野を正面から抱きしめた。抑えられなかった。
汗の匂いを吸い込んだ。
エアコンで少し冷たくなった身体に、佐野の体温がゆっくりと心地よく染み込んでいった。

……………

…佐野の体は緊張のためか硬かった。
関は仰向けにさせた佐野の上に覆い被さり、首すじに顔を埋めた。
佐野は抗うことなく、ただ緊張したように動かなかった。
トランクス一丁の関のペニスがいきり勃っていることに、佐野も気付いているはずだった。
関は佐野の上体を覆う白い汗臭い下着を胸まで捲り上げ、乳首に舌を這わせた。

更新日:2018-12-10 01:15:52

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