官能小説

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交錯

「はあ…はあ…和泉くん…気持ちいいかい…?」
「ん…んあッ…!き…もちいい…です…佐野さん…!」

ポタポタと和泉の上に汗の滴らせながら腰を振る佐野。
ひたすらに、熱く滾る勃起を和泉の中に突き挿れる。

正常位で繋がったふたり。
佐野は、自分の身体の下で喘ぐ和泉を見つめる。
小さく口を開き、可愛らしい喘ぎ声を漏らしている和泉。
その声は、佐野がペニスの先端を当ててやるリズムと完全に一致している。

あの夜…
完全に結ばれたと実感した夜から、まだ数週間ほどしか経っていない。
でも、互いの時間の合うのを見つけては二人は逢い、そして互いの身体を求めた。

その欲情は、もしかしたら年長の佐野の方が激しかったかもしれない。
そう自覚するほどに、佐野は和泉を愛し…そして和泉の中に己の激しい勃起を突き挿れ、その奥深くに精を放つことを求め、繰り返した。

「ッく…!おお…また…出そうだ…和泉くん…」

ビタビタと速く腰を打ち付ける佐野…
肥った身体の肉が揺れている。
汗で光り、和泉の上に雫が飛び散る…

「あぁ…どうしよう…僕も……また…出ちゃってる…ずっとです…佐野さん…」
「分かってるよ…お腹の辺り…すごいヌルヌルしてる…精液の匂いもする…またトコロテンしてるんだね…可愛いよ、和泉くん…可愛くて堪らない…」
「あッ…ああッ…んあッ…!来て…出して…佐野さん…!」
「うん…おお…ッ!出そうだ…!中に…中に出すぞ…!和泉くん…!受け止めてくれ…イクぞ…!」

太い首をのけ反らせ、汗まみれの赤い顔をくしゃくしゃにして吼える佐野…
眼鏡の奥の目が、苦しげに固く閉じられている。
そんな雄の表情を見せる佐野を、和泉は喘ぎながら…突き上げられて揺さぶられながら見上げる。
目尻に涙を浮かべながら、佐野の太い腕を撫で擦る。
佐野の太い両腕は、和泉の細い肩を布団に押さえつけている…

「うあ…来て…来て!佐野さん…いっぱい…僕の中に…」
「おお…ッ!く…ぅう…!よし…待ってろ…今…」

めちゃくちゃな激しいピストン…
それがピタリと静止する。

「…お…!おお…!イク…!イクぞ!」

ど…ドプッ!どぷっ!

「で…出る…ッ!おおッ!おおお!」

汗まみれの佐野の広い背中と太い腰が震える。
和泉は佐野の生殖器官が自分の熱い粘膜の中で激しく脈動しながら子種を放つのを確かに感じる。

…ゆっくり佐野の身体が落ちてきて、きつく抱きしめられる。
荒い息を吐きながら抱き合うふたり。
互いの首筋に顔を埋めるように抱き合う。

射精後に戻ってくる理性。
今、自分の腕の中にいる和泉…
大牟田に抱かれた…愛おしい存在…

この子はあの男…大牟田の身体の下で…どんな顔で甘え、泣いたのか…
俺は大牟田よりも、この子に快感と悦びを与えられたか…?

「…佐野さん…」
背中に回された細い腕が、しがみついてくる。

「…………」
佐野は黙って抱きしめる。
今はそれしか出来なかった。

……………

「…しかし…ヨッさんも色々と大変だなあ」

関が赤い顔で愉快そうに笑った。

「からかわないでくれよ…こうして…思い切って相談したってのに…」

佐野の部屋で、ふたりは酒を酌み交わしている。
何軒かハシゴした後で…佐野自ら自分の部屋に関を誘ったのだ。
佐野がこんな男同士の関係の悩みを相談できるのは、関しかいなかった。

「…嫉妬するヨッさんか…何だかカワイイよなあ」
「だから…からかうなよ…俺は真剣なんだからよ…」

グラスの中味を飲み干す佐野。

「悪かったよ。だが…本当に俺には聞いてやることくらいしかできねえよ。アドバイスったって特に思い付かんし…」
「……………」
「まあ…ノンケのヨッさんが振り向いてくれるまで…和泉くんも色々と迷ってたんじゃないか?ヨッさんだって、腹を決めるまで俺にケツ掘られたりしてたしよ…お互いさまって気もするがな…」
「……!……もういいよ…」

痛いところを突かれ、佐野は畳にひっくり返って関に背を向けて横になる。

「はは…でも本当のことだろ?」

関の声を聞きながら悶々としているうち、酒の酔いと疲れで…佐野は急速に眠りに落ちてしまった。

……………

その頃。和泉は馬鹿正直にも、大牟田に会いに行っていた。
大牟田はそんな愚直な和泉を好いていたし、だからこそ、いずれ和泉は会うことを了承してくれるだろうと踏んでいた。

待ち合わせの駅前でキョロキョロと大牟田を探す和泉の前に、セダンが停まった。
運転席の大牟田が、助手席のシートを指し示し、和泉に乗れと手招きする。

喫茶店などで別れの話をするものと思っていた和泉は躊躇するが、磨き上げられたボディの、和泉には分からないが恐らく高級車と呼ばれる部類であろう大牟田の車は、周囲の目を引いていた。
和泉はドアを開けて中に乗り込んだ。
車は滑るように駅前のロータリーを出て行った。

更新日:2019-06-29 18:22:01

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