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物語の始まり~AINO~

私の名前は菊池愛乃。



老舗デパート『KIKUIKE』を経営する
菊池財閥当主の3番目の子。長女。



産まれた時から厳しく躾けられ
『優等生』の道を進んできた私。




修「あいのー!!あそぼうー!!」



諒太郎「あいちゃんは、おれとあそぶんだよ!!」



愛乃「わたし、れいくんとあそぶー♡」



玲「・・・・・・」



幼稚舎に通っていた頃、
幼いころから知っている玲と
よく一緒にいることが多かった。



玲と仲のいい修、諒太郎とも
自然と仲良くなり
いつも4人でいたな。



それなりの家柄で
誰もが私を知っていて
窮屈な毎日のなかで
唯一子供らしくいられた場所。



父:菊池 健蔵(けんぞう)
長男:政近(まさちか)
次男:秋政(あきまさ)



もともと病気がちだった母は
私を産んですぐに他界。



その翌年、
父は愛人だった女と再婚した。



愛人だった継母が
私を可愛がるはずない。
むしろ邪魔な存在だろう。



だって、お父様は



父「愛乃はあいつにどんどん似てくるな・・・・・」



切ない目をしてそう言うの。
それをみたあの人は
面白くなかったんだろうな。



鳳凰グループの経営する華凰学園は
幼稚舎、初等部、中等部とあり
高等部だけ外部から自由に受験ができる。



幼稚舎から通う私たちは
ずっと一緒だってそう思っていた。



でも、初等部の途中で
急に玲が転校することになって
私たちは3人になった。



寂しいけど、仕方ないって分かってた。
それに修と諒太郎はいつも一緒だったし
2人は私に誰よりも優しくしてくれた。



再婚したあの人に毎日のように
睨まれ、疎まれ、
家に居場所がなくなっていた私は
2人がいることが何より支えだった。















更新日:2019-01-17 08:41:34