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入社式からの数日は、バタバタと時間が
過ぎた。
歓迎会という案内がLINEで回って来た
のは知っていたけれど、とても出れるような
余裕はない部署に置かれている。
「新入社員代表の挨拶をするくらいだから
これ位は頑張ってもらわないとなあ~」、
と、にやにやと新入社員イビリを始める
先輩達との戦いはすでに始まっていて
「歓迎会に行くなら、終わらせないとな」、
そう言いながら、次の仕事を平気で机に
置いていく。
同期入社の仲間が、気の毒そうに俺を見て
頑張れっと、小さくガッツポーズをしてくれ
るから、出かかった文句を飲み込んで
「はい、頑張ります」、
俺はにっこり笑って、その書類を掴んだ。
たわいもない
自分でできるだろ!っと言いたくなるような
簡単な添削と数量計算の確認。
むかついたから、内容を完璧に訂正して
素晴らしい書類に変えて、(真っ赤に添削して
新しいものも付け加えて)
ついでに上司に提出しておいた。
別室に呼び出された先輩達を横目に、仲間
達と、歓迎会へと向かったのは言うまでもない。
入社式からの数日は、バタバタと時間が
過ぎた。
歓迎会という案内がLINEで回って来た
のは知っていたけれど、とても出れるような
余裕はない部署に置かれている。
「新入社員代表の挨拶をするくらいだから
これ位は頑張ってもらわないとなあ~」、
と、にやにやと新入社員イビリを始める
先輩達との戦いはすでに始まっていて
「歓迎会に行くなら、終わらせないとな」、
そう言いながら、次の仕事を平気で机に
置いていく。
同期入社の仲間が、気の毒そうに俺を見て
頑張れっと、小さくガッツポーズをしてくれ
るから、出かかった文句を飲み込んで
「はい、頑張ります」、
俺はにっこり笑って、その書類を掴んだ。
たわいもない
自分でできるだろ!っと言いたくなるような
簡単な添削と数量計算の確認。
むかついたから、内容を完璧に訂正して
素晴らしい書類に変えて、(真っ赤に添削して
新しいものも付け加えて)
ついでに上司に提出しておいた。
別室に呼び出された先輩達を横目に、仲間
達と、歓迎会へと向かったのは言うまでもない。
更新日:2018-09-06 13:07:30