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少年はカジマ屋敷で数週間を過ごし、そこで何か大きなダメージを受け、廃人のようになって戻ってきたのだ。
その時と近い印象があり、これは何かあったに違いない‥とケントは感じた。
彼は隣に座るレイクの腕をつかんで引き寄せたが、相手はこちらの顔を見なかった。
ケントは無理にキスをして、体をまさぐってみた。だが少年は抵抗こそしないものの、体を固くして全身で彼を拒否していた。心に殻をかぶせてしまったような態度で、表情も変に無表情に近かった。
ケ「何をされたか言ってみろよ。お前、あの時と同じような目をしてるぞ。俺には隠しても分かるんだ。絶対、何か怖い事があったはずだ」
レ「別に…たくさんとセックスしてきただけだ。隠してなんかいない」
ケ「誰と?」
レ「たくさんと」
ケ「スミスがそれをさせたのか」
レイクはうなずいた。
ケントは服をめくって少年の体を覗いて、その一物や尻が赤く腫れ上がっているのを目にした。
ケ「嫌だと言ったのか」
レ「言ってどうなるんだ、好きにさせたよ」
ケ「お前は精神的に傷ついてる。スミスにも抱かれたのか?」
レイクは答えなかった。
しかし少年はその代わりに、ケントの肩口に顔を押しつけた。青年に寄りかかるようにすると、軽く耳のそばに口をつけた。
レ「知ってたか?あいつ‥」
そこで口を切って、少年は黙ってしまった。
そんな相手を抱いて、ケントは背中を撫でてやった。
目を覗き込んでも視線を合わせようとしないので、顔を無理に両手で挟んで言った。
ケ「お前は俺のパートナーなんだ。博士の事なんか思い出さなくていい。俺が気分直しに抱いてやるよ、痛くないようにするから」
レイクは首を振って、ケントの胸に両手を突っぱねた。
青年は相手の顔を上向かせてキスをした。さらに体をまさぐって服を脱がせようとすると、レイクが息を吐き出して叫ぶように言った。
レ「放っといてくれ。触られるのはもうたくさんだ!」
ケ「ルーに慰めてもらえ。今、機械のスイッチを切るから」
小さな声でそう言って、ケントはコンピューターの電源を切ろうとした。
だがレイクは、それさえも首を振って拒絶した。
その時と近い印象があり、これは何かあったに違いない‥とケントは感じた。
彼は隣に座るレイクの腕をつかんで引き寄せたが、相手はこちらの顔を見なかった。
ケントは無理にキスをして、体をまさぐってみた。だが少年は抵抗こそしないものの、体を固くして全身で彼を拒否していた。心に殻をかぶせてしまったような態度で、表情も変に無表情に近かった。
ケ「何をされたか言ってみろよ。お前、あの時と同じような目をしてるぞ。俺には隠しても分かるんだ。絶対、何か怖い事があったはずだ」
レ「別に…たくさんとセックスしてきただけだ。隠してなんかいない」
ケ「誰と?」
レ「たくさんと」
ケ「スミスがそれをさせたのか」
レイクはうなずいた。
ケントは服をめくって少年の体を覗いて、その一物や尻が赤く腫れ上がっているのを目にした。
ケ「嫌だと言ったのか」
レ「言ってどうなるんだ、好きにさせたよ」
ケ「お前は精神的に傷ついてる。スミスにも抱かれたのか?」
レイクは答えなかった。
しかし少年はその代わりに、ケントの肩口に顔を押しつけた。青年に寄りかかるようにすると、軽く耳のそばに口をつけた。
レ「知ってたか?あいつ‥」
そこで口を切って、少年は黙ってしまった。
そんな相手を抱いて、ケントは背中を撫でてやった。
目を覗き込んでも視線を合わせようとしないので、顔を無理に両手で挟んで言った。
ケ「お前は俺のパートナーなんだ。博士の事なんか思い出さなくていい。俺が気分直しに抱いてやるよ、痛くないようにするから」
レイクは首を振って、ケントの胸に両手を突っぱねた。
青年は相手の顔を上向かせてキスをした。さらに体をまさぐって服を脱がせようとすると、レイクが息を吐き出して叫ぶように言った。
レ「放っといてくれ。触られるのはもうたくさんだ!」
ケ「ルーに慰めてもらえ。今、機械のスイッチを切るから」
小さな声でそう言って、ケントはコンピューターの電源を切ろうとした。
だがレイクは、それさえも首を振って拒絶した。
更新日:2018-08-16 12:30:03