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●登場人物紹介●

○レイク・カジマ(15)
 反乱軍が冷凍実験のために作り出した人体。生殖作業から全て人為的に操作して生み出された。その後チップが体内に入れられ、情報の秘密保持、ユネストの魂の拠り所として使用された。
 表向きはカジマ家の次男・スサオの一人息子として、新島南区で普通の子供のように育てられた。その事実を本人は15歳になって初めて知る事になる。

○ケント・カジマ(29)
 マイが17歳の時に、カンムとの間に作った子供。父のカムヤマトがそれを知り、ケントにカジマ家の情報の全てを託した。彼の体内にチップは入っていないが、意識下に深い暗示がかけてある。レイクの持っていたチップの内容も、カンムやユネストに内緒で一部変更してあった。そのためレイクはカンムに反応せず、今回ケントと繋がった事で、初めて情報が開示される事になった。

○ルー(政府の呼び名はEU)
 ユネストの脳内に埋め込まれた人工知能。超小型チップの中に生息している。レイクが新たな指令を付け加え、ユネストの娘ルーシーの設定を入れた。
 政務室のオペレーターとチョースが、LA研の情報網のわずかな隙をついて、ルーを中に潜り込ませる事に成功した。そのため現在はレイクの脳内にルーの主要プログラムが入っていて、ケントとも自由に会話が出来る状態。

○ユース・ユーシャン(15)
 アメリカ国防総省が、ハルカイリ地下組織の実験に対抗して作らせた人造人間。レイクと全く同じ過程を経て、ロスアラモス研究所で誕生した。その後、NSAの諜報員が親となり、家族を作ってカジマ家の隣に住み始めた。
 レイクと同じくユース本人にも実験体としての自覚は無く、普通の子と同じように成長させられた。軍による暗示なども、特別には施されていない。

○老住 忠(36)
 新島大学理学部主任教授。少年らを追って渡米し、LA研までやって来た。そこで偶然にも、ハーバート大学時代の恩師スミスと再会する。
 コメットに協力した訳ではないが、レイクとケントが取り出したカジマの情報を、インターネット回線に上げようとして阻止される。そのアクシデントの隙をついて、ルーが研究所の回線に入り込むことが出来た。

更新日:2018-08-05 10:19:32

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ORIGIN180E L.A.編 4