蔵馬と鞍馬天狗
━━━秋
心地の良い秋晴れだった
蔵馬に逢いに畑中家に行った幽助
幽助「出掛けた?」
志保利「ええ、京都へ行くって言って、今さっき出たところよ」
幽助「そっか、追い駆けりゃいいか」
蔵馬には訊きたい事があった
美少女に化けた蔵馬が幽助に迫り、言った言葉
『幽助 私ね 初めて逢った時から、貴方に抱かれたかったの』
あの言葉が脳裏から離れない
嘘を付いているようには、見えなかったからだ
魔玉・悪玉に支配されていたとはいえ、あの時の蔵馬は妙に…幽助に執着的に思えたから…
(続く)
更新日:2019-11-21 02:09:11