官能小説

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男事情

次の朝、医者に体を見せてこいと女王に言われた。
「Ne pro iu malsano. Sed kuracistoj bezonas koni viran korpon vivantan. Mi banu min kaj poste iru rekte al oficejo. Vi estis ja tre bongusta. Do, ĝis. 」
(病気のせいではない。医者に、生きた男の体を教えることが必要だ。私は風呂の後、業務に直接むかう。おいしかったぞ。では、な。)
よく風呂に入る女王だと思ったが、夜があれでは仕方ないだろう。おいしかったと言われても嬉しくはない。言いながら、自分で奇妙だと恥ずかしくなったのか、女王は裸のままそそくさと行ってしまった。

尻の穴に指を差し込んで掻き回した昨晩、背中の肌まで赤くして女王は恥ずかしがった。指を抜いたら、緑色じみた泥のようなものが付いていた。
わきがに濃い苦味を加えたような、変わったにおいだった。糞でないのかとも思ったが、とにかく健康なものだとは感じた。
嗅いだ感想を言うと
「Perversiulo! Mia ventro ekdoloris. Mi montru ĉion al vi , venu! 」
(変態め! 腹が痛くなった。みんな見せてやるから、来い!)
女王は俺を便所へ引っ張っていき、俺の顔を自分の前に据え置いた。端正な顔と可憐な声に力みが表れた。
映画を見るより興味深かった。
目の前でフジツボのように盛り上がった肛門の先がゆっくり割れ始めた。前の穴からも何かが垂れ出て糸を引いた。女のこんな姿は、普段の生活では絶対に見られない。
しかし、期待よりそれはあっけないものだった。女王の力みに合わせて、途切れ途切れ、馬糞のような、柔らかい糞がほんの少し出ただけだった。毎日このくらいしかしないのだと女王は言う。ものを食べないので、体の中から垢が出てくるだけなのかも知れない。
眺め続ける俺の顔に女王は小便を打ち付けて
「Mi jam sufiĉe pagis la ŝuldon, ĉu ne? 」
(もう充分、借りは返しただろう。)
女王の尻の割れ目に口を付けた俺は、上から下まで拭き取ってやった。しかし、女の体は漏らすばかりで、俺の舌は割れ目を幾度這ったか分からない。

医者に行くことを除けば、一日することがない。食事も睡眠も取り放題だ。出歩くなと言われている所もなく、そもそも女王の出入りする所なら、俺も自由にできるようになっているらしい。
暇が過ぎると活動したくなる。町や社会の仕組みを知っておくべきだと思った。
女王の部屋は、色とりどり美しくしてあるけれど、物は殆んどない。個人の生活がないのだ。一個の機関のような人生なのだろうと、これまで聞いた話から俺は想像した。
女王は世襲なのか。男は一体どこにいるのか。この人口はどう保たれてきたのか。分からないことばかりだ。
まだ朝の六時にならない時間だった。俺は女王の側近に朝食を頼み、ついでにルルッタラを呼びに行かせた。我ながら偉そうで、申し訳なく思ったが、俺の腰の低さに側近の女は笑っていた。

更新日:2018-07-06 18:18:20

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