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にやんこの王国の出来事

ここは 猫の耳と尻尾がついた人々が暮らす平和な世界 
そして そんな世界の小さな王国の中の・・街


そこに溢れんばかりのキャンデイの・・・大洪水が襲ってきたのだった
気がつけば 町はキャンデイに埋もれていた・・・

事の始まりは 少年が小さな女の子の為に
魔法を唱えての事から始まったのだった・・。
 

「じゃあ いっしょに魔法の言葉を唱えるよ!アシャシャ」

・・と少年(猫耳と尻尾つき)は
小さな女の子(こちらも猫耳と尻尾つき)に言った

うれしそうに女の子はうなずく 

「リアたん! 一緒に魔法の呪文を唱えるねえ!」


二人は声をあわせて魔法の呪文を唱え それから

「この大きな袋にいっぱい 異国のキャンデイ 
しゅしゅキャンデイを降らせたまえ!!!」
・・・と言った

そして・・・

石畳の道路や塔の上に 町中に ものすごい音をたてて 
豪雨のごとくキャンデイの雨が降り注ぐ

降る降る・・キャンデイが ものすごい量のキャンデイ(包み紙に包まれた) が
空から降ってくる・・。

あ・・・あの家の屋根に穴があきました・・にやん
あ・・・・キャンデイに足をとられて 紳士や 綺麗なドレスを着た方々(猫の人)が 
滑って転がる転がる
また転がった

まだまだ転がる・・転がってゆきます

それから埋もれてる人達も多数・・・。

あちらこちらで悲鳴があがる

転がったご婦人の長いドレスのスカートがめくれて 彼女の悲鳴があがったり
「きゃーどうしましょう!にやんにやん!」
「いや~ん 私のドレスが!」
「きゃあ~!きゃあ~!」


前に進もうとして 前後に揺れて転がりかかる紳士・・あ・・こけた。
となりにいたお店の人も荷物を持ったまま
あ・・・キャンデイの山の中にこけて 埋もれた・・。

尻尾だけ出て・・ぴくぴくしている。

「きゃあ~!」「ひゃああ~!」
あちらこちらで悲鳴

他にもキャンデイのために 坂道をどこまでも 転がってゆく紳士や子供たち
「ひやああ!にやん!」 「きゃあ!きゃあ!にやん!」
「きゃああ~!」

更新日:2018-03-21 19:43:49

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にやんこの王国・にやん☆(にやんこの大魔法使い)