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漱石、正岡子規、芭蕉、みつはしちかこ、蕪村、良寛の俳句選

  〜漱石俳句のつづき〜

102  恐る恐る芭蕉に乗って雨蛙
104   落ちさまに虻を伏せたる椿哉
129   春日野は牛の糞まで焼いてけり
187   凩や真赤になって仁王尊    
271   隧道の口に大なる氷柱かな
279  炭を積む馬の背に降る雪まだら
296   大食を上座に据えて栗の飯
304  扶け起す案山子の足[・・・・・]
306  叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉
314   筑後路や丸い風吹く春の風
349  どっしりと尻を据えたる南瓜かな
359  永き日やあくびうつして分かれ行く
362  奈古寺や七重山吹八重桜
371  菜の花の中に糞ひる飛脚哉
391  乗りながら糞ひりおはす野菊かな
407   初夢や金も拾はず死にもせず
413  腸に春滴るや粥の味
454   ふるい寄せて白魚崩れん許り也
469  木瓜咲くや漱石拙を守るべく
470  時鳥厠半ばに出かねたり   
478  真向に坐りて見れど猫の恋
498  むくむくと砂の中より春の水
504  飯食えばまぶた重き椿哉
510  物言はで腹ふくれたる河豚かな
511  物草の太郎の上や揚雲雀
532  雪を煮て煮立つ音の涼しさよ
534  逝く人に留まる人に来る雁
535  行く年のさしたる思慮もなかりけり
536   行春を琴掻き鳴らし掻き乱す
542  湯槽から四方を見るや稲の花
558   料理屋の塀から垂れて柳かな
563   若葉して手のひらほどの山の寺
565  吾影の吹かれて長き枯野哉
567  湧くからに流るるからに春の水
571  藁打てば藁に落ちくる椿哉


20)正岡子規

21  朝がほや我筆さきに花もさけ
121  柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
181   鶏頭の十四五本もありぬべし 
325  つくつくぼーしつくつくぼーしばかりなり
312  蒲公英やローンテニスの線の外 
326  摘草やふさいだ目にもつくつくし
404   初日さす硯の海に波もなし
515  山の花下より見れば花の山

21)松尾芭蕉
28   あち東風や面々さばき柳髪
39  嵐山藪の茂りや風の筋
40   あらたうと青葉若葉の日の光
51   いざさらば雪見にころぶ所まで
67   いものはや月待つさとの焼けばたけ
69   色付くや豆腐に落て薄紅葉
71  鶯や餅に糞する縁の先   
90   海くれて鴨のこゑほのかに白し
134   語られぬ湯殿に濡らす袂かな
147   枯枝に烏とまりたるや秋の暮
149   獺の祭みにこよ瀬田のおく
156   木啄も庵はやぶらず夏木立
164   霧しぐれ富士をみぬ日ぞ面白き
183   紅梅や見ぬ恋作る玉すだれ
198  この道を行く人なしに秋の暮れ
218   寒けれど二人寝る夜ぞ頼もしき
233   閑さや岩にしみ入る蝉の声
234  じだらくに寝れば涼しき夕べかな
239  しばらくは花の上なる月夜かな
242   嶋々や千々に砕けて夏の海
259   白髪ぬく枕の下やきりぎりす
309   旅に病んで夢は枯野をかけ廻る
323   月いづこ鐘はしずみて海の底
347   床に来て鼾に入やきりぎりす
358  永き日も囀たらぬひばり哉
364  納豆きる音しばし待て鉢叩き
367  夏の月御油より出て赤坂や
389  蚤虱馬の尿する枕もとある
400   初しぐれ猿も小蓑をほしげ也
412   花の雲鐘は上野か浅草歟
439   瓶破るるよるの氷の寝覚かな
453  婦る池や蛙飛び込む水の音
455  古川にこびて目を張柳かな
494  身にしみて大根からし秋の風
500  むざんやな甲の下のきりぎりす
502  名月や池をめぐりて夜もすがら
523  夕顔や酔うてかほ出す窓の孔
533  行く秋や手をひろげたる栗のいが
548  夜ル竊ニ虫は月下の栗を穿ツ
568  わすれ草菜飯につまん年の暮れ


22)みつはしちかこ
158  着ぶくれて終に家宝となる母よ
172  啓蟄やメトロより見る神田川
205  歳時記と春の眠りに陥ちゆけり
249  春風やわれにぶつかる子どもあり
561  わが指の落ちしがごとく守宮落つ


23)与謝蕪村

13   秋風におくれて吹くや秋の風
-52   むき蜆石山の桜散りにけり
66   居眠りて我にかくれん冬ごもり
100   起きて居てもう寝たという世寒かな
157   狐火の燃へつくばかり枯尾花
232   静さに堪えて水澄むたにしかな
276  涼しさや鐘をはなれるゝ鐘の声
372  なの花や月は東に日は西に
399−A 畑うつやうごかぬ雲もなくなりぬ
417  春の海ひねもすのたりのたりかな
421  春の水山なき国を流れけり
445   鮒ずしや彦根の城に雲かかる
476   待宵や女主に女客


24)良寛

 7  青みたるなかに辛夷の花ざかり  
91   うらを見せおもてを見せて散るもみぢ
123   柿もぎの金玉寒し秋の風  
321  散る桜残るも桜散る桜
340   手を振て泳いでゆくや鰯売り  
383   盗人にとり残されし窓の月
516   山は花酒屋酒屋の杉ばやし

更新日:2020-02-22 05:29:39

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