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一茶、佐山哲郎、砂崎枕流 、真砂女、狩行、其角、虚子の俳句選

7) 小林一茶

3  青梅に手をかけて寝る蛙かな      
43  有明や浅間の霧が膳をはう
46  蟻の道雲の峰よりつづきけり      
80  馬の屁に目覚めてみれば飛ぶほたる
72  うしろから大寒小寒夜寒かな        
89  むまそうな雪がふうはりふはりかな
113  女郎花あつけらかんと立りけり男郎花  
146  かりかりと竹かぢりけりきりぎりす
179  黒姫や色気づいたか綿帽子     
207  早乙女におぶさって居る胡蝶哉
213  淋しさに飯をくふなり秋の風     
237  しなのぢやそばの白さもぞっとする
241  渋柿の花のしぶしぶ咲にけり     
357  蜻蛉や尻にてなぶる角田川
411  花の陰寝まじ未来が恐ろしき     
416  春風や大宮人の野雪隠
468  北壁やあらし木枯らし唐がらし    
485  短夜や草はついついついと咲く
512  紅葉より一段赤し毛見肴         
513  痩せ蛙負けるな一茶是にあり
528  雪とけて村一ぱいの子ども哉     
572  我と来て遊べや親のない雀


8)佐山哲郎

73   浮かれ猫帰路は切られの与三郎   
88   梅ちらりほらりどの子も器量よし
174   口々に私が昭和枯れすすき   
269  西瓜喰ふ欠食児童のように喰ふ
272  スカートで夫の昼寝をマタイ伝    
380  にんげんの歯の鳴る音を止められぬ
390  眠るのか泣くのか決めて花野まで   
471  干葡萄穿ったあとのパンなのさ
520  ややうしろ暗き身となる花野かな   
539  逝く春を交尾の人と惜しみける
559  ルビのごと群れて塔婆の赤蜻蛉


9)砂崎枕流

38   青空に「たけやさおだけ」いつもこれだけ  
58   一張羅をさっと脱ぎ置く黄金木
95   大虫を咥えて胸張る朝飯前      
96   大水が河岸に蹴り上げサッカーボール
97   大原の堀で涼んでトンボ帰り     
98   大盛りの安売りイチゴしゅんとなる
99    おかあさんをさがしていますゴリラの前 
101   おじいちゃん乗るの返して三輪車
112    音のない花火に上がるベランダ声   
117    改札でもう円陣のママさんバレー
150    川床にベッドと電柱乾黄河
152   看護師の美貌をほめて退院す
167   緊張をベールに包む震災塵
180   黒星テントウ虫の転ぶを見た
208   先回り花見の場所取りホームレス
222  三十年付き合っており妻とビール
224   三輪車つかまっててやおじいちゃん
255   女専車に乗る人乗れる人乗らない人
287   背広着て名刺交換おもちゃショー
328   付け人と昼から出勤メイド嬢
344  ドウダンの裾からもぐる歓喜アリ 
353   土手下にアブラ菜カダブラエメラルド
386   猫やなぎ育って見れば海鼠の尾
392   肺に水たまりありてるてる坊主
393   廃校や小鳥の小屋に耕運機
434   美女の顔ちらり見た罰大あくび
456   古名刺捨てて広げる夢スペース
499  虫の音に太鼓が和して盆踊り
501  胸に「日本」収容所野球の誇らしげ
505   めしべ隠し風に腰振る立ち菖蒲
508  もぐもぐと栗の穴からモンブラン
514  山一周雲一周の十勝富良野
540  湯島堂書ききれなくて虚ろな目
545  幼稚園子の前走るビデオ親
549  雷鳴とたたく雨音セミ発芽
553   リスとねずみマナーの違い子の躾
569   綿わたしだす三角包割れる


10)鈴木真砂女

236   しづしづと身を沈めたる初湯かな
382   糠みそへ素手ふかぶかと入れて夏
408  初夢は顔を洗って忘れけり
484  曼珠沙華もろ手をあげてなり
486  水打ってそれより女将の貌となる
    

11)鷹羽狩行

55   一対か一対一か枯野人   
153  ガンジスの聖き濁りに髪洗う 
264  新茶つぐしずくしずくの珠玉かな
285  雪原に一条の川二条の軌
377  虹なにかしきりにこぼす海の上
433  姫はじめなき寂庵の乱れ籠
489  水よりも平らに蓮の浮葉かな
524  夕空のまだ濡れてゐる水鉄砲


12)宝井其角

52   石一つ清き渚やむき蜆    
246   十五から酒をのみ出てけふの月
437   昼みれば首すじ赤きほたるかな
451   冬来ては案山子のとまる鴉かな
566  我が雪と思へばかろし笠の上


13)高浜虚子

171   糞桶を洗ふ流れや夕雲雀    
193   去年今年貫く棒のごときもの
199  駒の鼻ふくれて動く泉かな
452  古池は氷の上の落葉かな
573   吾も亦紅なりとひそやかに


更新日:2018-08-27 09:52:07

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