- 1 / 248 ページ
小沢変哲、小沢信男、川崎展宏、碧梧桐、万太郎、小寺勇の俳句選
1. 190人を超える作者の面白俳句を五十音順に列記するが、便宜上、登場回数の多い24人の作品をまとめて表示する。
小沢変哲 小沢信男 川崎展宏 河東碧梧桐 久保田万太郎 小寺 勇
小林一茶 佐山哲郎 砂崎枕流 鈴木真砂女 鷹羽狩行 宝井其角 高浜虚子
竹久夢二 谷川俊水 炭 太祇 辻貨物船 寺山修司 夏目漱石 正岡子規
松尾芭蕉 みつはしちかこ 与謝蕪村 良寛
*俳句の前の番号は登録番号を示す。
1)小沢変哲
25 あぜにどっこいしょ浅間の山と俺
26 汗をふくとき人はみな好人物
77 馬とびの馬のつぶれて犬ふぐり
155 菊に水やりつつ老いに水をやり
197 小鳥来る小鳥となって口笛を
281 ステテコや彼にも昭和立志伝
327 突く鞠のスカートくぐる小春かな
331 摘草や入るべからず入りけり
336 手の中の散歩の土産てんとう虫
337 手のひらに踊るいのちや蝌蚪すくう
374 握れば意外葱坊主ひんやりと
410 バトミントンして凶作の村役場
419 春の日にそっとしてみる死んだふり
424 彼岸花よくも彼岸にあわせ咲く
425 蜩や寺の厠を借りており
432 ひまわりや軒なみ留守の港町
462 閉経の妻と散歩す鰯雲
479 まだ尻を目で追う老いや荷風の忌
492 道問いてわからぬもよし春一日
496 身ぶるいの犬の背より散る桜
497 麦踏みや隣村からの嫁の腰
2)小沢信男
45 あんがいなあいつの腋毛運動会
122 学ならずもんじゃ焼いている梅雨の路地
244 ジャンボ機のはらわた長き初荷かな
295 そもそものいちぢく若葉こそばゆく
550 落第も二度目は慣れてカレーそば
3)川崎展宏
24 紫陽花に置いたる五指の沈みけり
27 頭から足の先まで星月夜
31 厚氷割ったら歓喜童子かな
111 男郎花あらをとこへしと女子衆
151 代る代る蝉の穴見る老夫婦
175 屈伸のわれを見てをり冬の蠅
210 さくらんぼが照らす子供の口の中
235 姿勢よく蜜豆を待つ老夫婦
296 蚕豆をむけといわれてむきになる
442 ふたりしづかひとりしづかよりしづか
506 滅茶苦茶花のをはりの紫木蓮
4)河東碧梧桐
8 赤い椿白い椿と落ちにけり
119 牡蠣殻や磯に久しき岩一つ
154 菊がだるいと言った耐えられないと言った
416 春寒し水田の上の根なし雲
530 雪解の焼跡寒し南禅寺
5)久保田万太郎
22 朝からのいひあらそいや夏の雲
143 唐紙のあけたて寒ンに入りにけり
160 仰山に猫ゐやはるわ春灯
177 来るあてのなきバス待てリ合歓の花
227 四月馬鹿朝から花火あがりけり
280 すわりても立ちても日脚伸びにけり
286 節分やはやくも酔ひしたいこもち
300 竹馬やいろはにほへとちりぢりに
345 時計屋の時計春の夜どれがほんと
376 煮凝やいつまで残る酒の悔
378 煮大根を煮かへす孤独地獄かな
379 二十年つきあつてをりビールかな
384 猫のよく眠ることの鰯雲
396 蠅叩はなさぬと老なりにけり
449 冬の灯のいきなりつきしあかるさよ
507 眼はきげん口は不機嫌冬ごもり
537 行く春や雀かくれし樋の中
6)小寺 勇
94 老いぼれの一物を連れ菖蒲湯に
231 蜆汁のちっちゃい身までびんぼ性で
256 ショートパンツがようてステテコはなんでやねん
395 蠅叩きに俳誌の厚さがもってこいで
414 春一番おれは死ぬまで俳狂で
小沢変哲 小沢信男 川崎展宏 河東碧梧桐 久保田万太郎 小寺 勇
小林一茶 佐山哲郎 砂崎枕流 鈴木真砂女 鷹羽狩行 宝井其角 高浜虚子
竹久夢二 谷川俊水 炭 太祇 辻貨物船 寺山修司 夏目漱石 正岡子規
松尾芭蕉 みつはしちかこ 与謝蕪村 良寛
*俳句の前の番号は登録番号を示す。
1)小沢変哲
25 あぜにどっこいしょ浅間の山と俺
26 汗をふくとき人はみな好人物
77 馬とびの馬のつぶれて犬ふぐり
155 菊に水やりつつ老いに水をやり
197 小鳥来る小鳥となって口笛を
281 ステテコや彼にも昭和立志伝
327 突く鞠のスカートくぐる小春かな
331 摘草や入るべからず入りけり
336 手の中の散歩の土産てんとう虫
337 手のひらに踊るいのちや蝌蚪すくう
374 握れば意外葱坊主ひんやりと
410 バトミントンして凶作の村役場
419 春の日にそっとしてみる死んだふり
424 彼岸花よくも彼岸にあわせ咲く
425 蜩や寺の厠を借りており
432 ひまわりや軒なみ留守の港町
462 閉経の妻と散歩す鰯雲
479 まだ尻を目で追う老いや荷風の忌
492 道問いてわからぬもよし春一日
496 身ぶるいの犬の背より散る桜
497 麦踏みや隣村からの嫁の腰
2)小沢信男
45 あんがいなあいつの腋毛運動会
122 学ならずもんじゃ焼いている梅雨の路地
244 ジャンボ機のはらわた長き初荷かな
295 そもそものいちぢく若葉こそばゆく
550 落第も二度目は慣れてカレーそば
3)川崎展宏
24 紫陽花に置いたる五指の沈みけり
27 頭から足の先まで星月夜
31 厚氷割ったら歓喜童子かな
111 男郎花あらをとこへしと女子衆
151 代る代る蝉の穴見る老夫婦
175 屈伸のわれを見てをり冬の蠅
210 さくらんぼが照らす子供の口の中
235 姿勢よく蜜豆を待つ老夫婦
296 蚕豆をむけといわれてむきになる
442 ふたりしづかひとりしづかよりしづか
506 滅茶苦茶花のをはりの紫木蓮
4)河東碧梧桐
8 赤い椿白い椿と落ちにけり
119 牡蠣殻や磯に久しき岩一つ
154 菊がだるいと言った耐えられないと言った
416 春寒し水田の上の根なし雲
530 雪解の焼跡寒し南禅寺
5)久保田万太郎
22 朝からのいひあらそいや夏の雲
143 唐紙のあけたて寒ンに入りにけり
160 仰山に猫ゐやはるわ春灯
177 来るあてのなきバス待てリ合歓の花
227 四月馬鹿朝から花火あがりけり
280 すわりても立ちても日脚伸びにけり
286 節分やはやくも酔ひしたいこもち
300 竹馬やいろはにほへとちりぢりに
345 時計屋の時計春の夜どれがほんと
376 煮凝やいつまで残る酒の悔
378 煮大根を煮かへす孤独地獄かな
379 二十年つきあつてをりビールかな
384 猫のよく眠ることの鰯雲
396 蠅叩はなさぬと老なりにけり
449 冬の灯のいきなりつきしあかるさよ
507 眼はきげん口は不機嫌冬ごもり
537 行く春や雀かくれし樋の中
6)小寺 勇
94 老いぼれの一物を連れ菖蒲湯に
231 蜆汁のちっちゃい身までびんぼ性で
256 ショートパンツがようてステテコはなんでやねん
395 蠅叩きに俳誌の厚さがもってこいで
414 春一番おれは死ぬまで俳狂で
更新日:2020-08-18 19:58:27